ザックの気持ち

摘花作業を経験された方はいらっしゃいますか？
これが花が咲き終わったリンゴです。
花が一カ所に５～６輪ついていることがわかります。
中でも中央の花が中心花と呼ばれるもの。
一番早く咲いて一番早く実が大きくなります！
花を摘む際に悩むのが、どの花を摘み、どの花を残すかです。
農場の先生に伺ってみると、
花はこの固まりの中から２つ残すのだそうです。
まず残すのは中心花。
立派なリンゴになる可能性が一番高い花です。
これは悩みません。
次にそれ以外の側花からもうひとつ。
受粉がうまくされ、花の下が膨らんでいるものを選びます。
手やはさみで摘み取りますが、みな同じに見えてなかなか難しいものです。
なぜ２つ残すのか。それは万が一、中心花がアクシデントで
だめになった際に使うため。つまりサブです。
ザックジャパンでは代表２３名を選ぶのに苦労したといいます。
リンゴもサッカーもサブ選びには苦労するようです。
中間考査は今日で終了、いよいよ高校総体に突入していきます！

摘花作業で大忙し

園芸科学科の学校設定科目「農業経営しミュレーション」の題材はリンゴ。
この科目は生物生産科でも開講されていますが、そちらは野菜。
同じ科目でも題材が違うと進め方が変わってきます。
生物生産科は今、播種や苗の定植など行われていますが
園芸科学科ではもうすでに管理実習に突入しています。
今行っているのは摘花作業！
あまり花をつけすぎると養分がとられてしまうからです。
各社とも２～３種類の自社のリンゴの摘果に大忙しです。