オフィス・フローラフォトニクス

このところ、チームのサクラソウの取組みが
頻繁にメディアの取材を受けるようになりました。
今週はすでに地元新聞社や地元テレビ局の取材を
それぞれ別々の日に受けています。
さらに今日は東京のフジテレビの取材クルーもやって来る予定です。
オファーを受けて、メンバーの都合を聞いては取材日や時間を決める。
まるでタレントを抱える芸能事務所のマネージャーのようです！
数日前は山形県のFM山形から取材依頼が来ました。
短いラジオ番組ではあるようですが、わざわざ名農まで
インタビューにやってくるというのは驚きです。
これからお互いの都合をすりあわせることになりそうです。
震災時、サクラソウの救出を行う際、いくらでも
マスコミに取り上げられるよう心がけることを青森県と約束しました。
メディア対応は面倒ですが、これにより多くの方々の
自然への関心や保護意識が高まるからです。
普及啓蒙も活動のひとつです。

モデルケース

いよいよサクラソウの人工授粉がはじまりました。
種差海岸という大きいスケールで考えれば
変異も数種類あり、長花柱花も短花柱花も存在するため
多様性を維持するには十分な潜在能力を持ち合わせています。
しかし授粉者（ポリネーター）が不足しているため
種子繁殖ができず絶滅への危険性は解消できないのが現状。
それを打開するにため、自生地内の異なる群落を使って
人工授粉を行う取組みが始まったのです！
いくら自生地で採種して苗を育てても、持ち込むことができない国立公園。
チームが取り組むこの積極的な保全活動は
国立公園内の遺伝子多様性を図るモデルケースとなるはずです。
明日は名農が震災時から続けている
岩手県山田町での花植えボランティアが行われます。
本校から今年もたくさんの生徒が参加する予定です。