花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

気のせいなら良いのですが?

2014年05月12日 | 研究
種差海岸のサクラソウ自生地です。
群落の中に気になる土のかたまりがいくつか見えます。
おそらくモグラだと思うのですが
中にはちょっと違うような穴もあります。
もしかしたら盗掘?
自生地でサクラソウが姿を消す要因のひとつが盗掘。
心ない人が持ち去ってしまうからです。
チームも昨年、あきらかに盗掘の痕を発見しショックを受けました!
種差海岸も以前から盗掘が多く、地元の保護団体のみなさんが
パトロールしては長い間守ってきました。
モグラの穴だと信じたいのですが・・・。
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保護から保全へ

2014年05月12日 | 研究
サクラソウの自生地には葦が生えます。
葦はススキの大きなもので枯れてもよしずにするぐらい丈夫です。
したがって春先の自生地は枯れた葦に覆われていることがよくあります。
これでは光が十分にあたらず光合成が妨げられます。
そこで今年は枯れた葦を取り除くなど
光を確保する活動にも取り組んでいます!
簡単な自生地のケアですが、これだけで光量がかなり改善します。
塩害を受けた自生地からサクラソウを救出するために立ち上がったチームですが
環境調査から見つけた課題を改善するために、
このように自生地を守る対策に取り組むようになりました。
活動は保護から保全へとステップアップしています。
先日、調査しているメンバーに「名久井農業高校ですね」と
一般の方が話しかけてくださいました。
長年の取り組みがみなさんに理解されてきたようです。
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