僕らがテーマパークに行く理由

これは正門から校舎に続く坂道にある大きなトピアリー。
こちらもある人気者の形に剪定されています。
といいたいところですが、
最近ちょっとうまく手入れされていないのか
本来の形から少し姿が変わってきました。
さてみなさんはこのトピアリーが何かわかりますか？
これは日本を代表する怪獣「ゴジラ」です。
本当は怖いゴジラですが、
生徒たちによって可愛い３頭身に仕上げられています。
管理不足なところは「背びれ」というか「とさか」の辺り。
ゴジラはステゴザウルスのように背中から頭に
骨板がありますが、このゴジラはご覧のように伸び放題。
モヒカンを通り越して、髪を立たせた若者のヘアスタイルのようです。
おそらく管理する園芸科学科は最近女子が多くなり
背の高いゴジラの頭に手が届かなくなったのだろうと勝手に想像しています。
しかしここは昔、来校した方に「ゴジラです」と説明した見学ポイント。
ぜひまたゴジラらしく仕上げてくれると嬉しいです。
このように樹木を刈り込んで作ったものをトピアリーといい
イギリス式庭園には欠かせない造形物です。
一番身近なお手本はディズニーランドやUSJのようなテーマパーク。
樹木や草花で見事にキャラクターを作っています。
園芸は植物を使った芸術のため、造園やフラワーアレンジの世界では
優れた作品をたくさん見るのが一番の勉強といいます。
「私たちが修学旅行でUSJに行くのは勉強するため」といいたいところですが、
こちらはさすがに無理があるようです。
5月9日、10日は2019年の名農野菜苗販売。
来校されたらぜひゴジラを探してみてください。
ただし混雑が予想されるので交通事故には十分ご注意ください。

ジェットスタート？

長い長いゴールデンウィークが終わりました。
休みなどなかったという方には申し訳ありませんが
あまり長いのも体がなまって困るものです。
ここは果樹園である第１農場。
校舎から少し離れた馬淵川沿いにある一番古い農場です。
昔はこの場所に校舎がありましたが
度重なる水害のため現在は高台に移転し
今は農場だけが残っています。
そんな第１農場の門を入ると目に飛び込んでくるのがこれ。
注目したいのは春なのに紅葉するモミジではなく
緑の存在感たっぷりのトピアリーです。
この形を見るともうお分かりだと思います。
ご存知、「トトロ」です。
誰が作ったのかわかりませんが
上手にトトロの姿に刈り込んであります。
第１農場は地元の小学生などがリンゴの収穫体験などにくるところ。
こんな楽しいトピアリーが出迎えてくれたら
子供たちのモチベーションもぐっとあがること間違いなしです。
実はこの第１農場で昨日、ビッグプロジェクトが行われました。
ドローンによるリンゴの人工受粉です。
地元のテレビや新聞の取材もあり、夕方には全県へ放映されました。
取り組んで3年目、いよいよ実用化が近づいています。
さて今週の木曜と金曜は地域の方が待ちに待った
令和最初の名農野菜苗販売があります。
また本日火曜と明日水曜は1年生が地元農家に出向き
農業支援を行う恒例のイベントも開催されます。
どちらも春のビッグイベント。
名農生はすぐに臨戦態勢に入らなければなりません。
週明け早々にフルスロットルとはたいへんですが頑張りましょう。