花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

花盗人

2019年05月15日 | 研究
ハンターズの実験準備もそろそろ終盤に近づいてきました。
これはハンターズの女子メンバーの実験材料である草花。
紅一点である彼女もまたフローラのお宝を探し出そうとしています。
ところがなんと花をハサミで摘んでいるではありませんか。
まるで花盗人。とんでもないことです。でもご安心してください。
実は彼女が取り組もうとしているのは薬草の研究。
利用する部位は茎や根です。
一般に植物は結実すると茎や葉に蓄えていた養分を
子供である種子に移すため、茎葉は栄養不足になっていきます。
それでは利用部位が肥大しないので花を摘み取るのが普通です。
よくチューリップの球根生産をしている富山県で
開花したばかりの花を摘み取っている様子が紹介されますが
それも同じ理由からなのです。
さて実験に使う苗を5月上旬に手に入れ、今まで管理していた彼女。
なんと準備しているうちに花が咲き始めてしまったのです。
そんなわけで花を摘み取っているのですが
知らない人が見たらひどい心無い行為。
誤解されそうです。
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今年も始まります

2019年05月15日 | 研究
白い小花が咲いているのはブルーベリー。
かつてのフローラのベースキャンプであった馴化温室脇に
大鉢で10鉢弱設置されています。
このブルーベリーは昔ある先生が植えたものですが
すでに転任され10年近く経ちます。
したがってだいぶ前からオーナー不在となり放置され
いつしかフローラの所有物になっていました。
時には実験の合間に頬張ったり
実験費用欲しさに摘み取って販売したこともあります。
昨年の秋、最後のフローラは温室を片付けながら
来年は誰が食べるのだろうと話していたのを覚えています。
それが電撃的に環境班が復活することになったため
おかげさまで今年も後輩であるハンターズたちと
美味しくいただくことになりそうです。
ライバルは名農生でも職員でもなく小鳥たち。
彼らだって美味しくなる時期を知っています。
どちらがフライングせず、ゲットできるでしょうか。
ここ5年の戦績はフローラの2勝3敗。
これからブルーバリーを挟んで
ハンターズと鳥たちの静かなにらみ合いが始まります。
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