花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

リンゴ園

2019年05月04日 | 学校
名久井農業高校が誇る果樹園です。
目に見える樹木はすべてリンゴ。
数haもある圃場に数えきれないほどの木が植えられています。
しかし連休最初の撮影当時は、まだ開花していません。
実はサクラよりも数週間ほど開花が遅いのです。
青森県の開花平年値は5月8日前後。
気温によって前後しますがまもなくです。
この花が一斉に開花したら、
それはそれは美しい花見の名所にかわります。
サクラの花見会場と違うところは樹木の高さ。
一般にサクラは高木ですが
リンゴは栽培管理をしやすくするため剪定され
思ったよりも高くありません。
したがってサクラのように枝の下で見上げるのではなく
樹間から鑑賞することになります。
また果樹園の下は草原なので
シートを敷いて座ることもできます。
こんな素敵な花見会場ですが
ここは圃場なので残念ながら誰も花見をする人はいません。
気温は20度前後と快適。農家だけが楽しめる絶景なのです。
まもなくリンゴ王国青森ならではの
お宝な風景とまた出会うことができます。
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初物

2019年05月04日 | 環境システム科
連休前、環境システム科の水耕温室を覗いたところ、
何やら一生懸命作業している生徒たちがいます。
よく見るとレタスの袋詰めをしているようです。
環境システム科は圃場を持たない学科。
田畑がないかわりに2つの水耕栽培温室をもっています。
どうやらこのレタスは水耕栽培で育てたもののようです。
水耕栽培温室には暖房が取り付けられており
やろうと思えば1年中野菜栽培ができます。
しかし実際は春から秋まで。冬は育てていません。
せっかくだから冬も作ればいいのにと時々いわれますが
この温室で育てる野菜はあくまで教材。
つまり農家と違って営利目的ではありません。
冬は卒業式や入試、さらに学年末考査があり
じっくりと授業できないのが現実。
学ぶ生徒がいないのに高い燃料代を払って
栽培するほどの意味がないから休んでいるのです。
さて4月下旬、やっと今年の初物レタスが売りに出ました。
わずか1ケ月ちょっとで出荷できる水耕栽培。
今年もたくさんの野菜が名農生によって育てられます。
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