花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

行列ができない花屋さん

2019年05月24日 | 園芸科学科
こちらは草花温室前にあるビニールハウス。
中を覗いてみるとご覧のとおり
たくさんの花壇苗が並んでいます。
しかし同じ花同士をまとめて並べたほうが管理しやすいのに
ここではバラバラに置かれています。
不思議に思ってよくみると、注文者名がついています。
注文された方は自動車で受け取りにきます。
もしお客様が来校されてから花を探していては
無駄に時間がかかり、長い行列ができてしまいます。
つまりこれはお客様がすぐ注文された苗を受け取れるよう
事前に注文者ごとに花を分けているのです。
こんな小さな気遣いが嬉しいですね。
さて今日は名久井農業高校恒例のイベント「環境緑化の日」。
校内の環境整備を行った後、
それぞれの出身地区にある駅など公共施設に集まり
花植えをする全校生徒、職員で取り組む名物行事です。
この行事は昭和時代に環境緑化活動の功績が認められ
内閣総理大臣賞を受賞したのを記念して設けられたもので
昔は生徒職員からポスターや標語を募集して表彰したり
全校生徒で記念植樹をしていたものです。
第二の校訓ともいえる「緑育心」もこの時に誕生しています。
現在、内容はかなり簡素化されましたが
昭和、平成、令和と時代を超えて催される
地域に根ざした最も名久井農業高校らしい活動といえます。
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春の女王

2019年05月24日 | 園芸科学科
園芸科学科の草花温室です。
秋はシクラメン、そして冬はサイネリアと
温室の主役が季節によってかわってきましたが、
春になってまた新しい女王に代替わりしました。
それが花壇苗。マリーゴールド、ロベリア、ナデシコなど
春花壇を彩るいろいろな草花の苗です。
目の間にたくさんあるのはサルビア。
これらの苗はすべて商品で、
自治体などによって地域の花壇に植えられるものです。
その数、数万本。朝夕はまだ寒いのですが
日中は気温が上昇して来る時期。
温室内のきめ細かい温度調節が必要なため
休みの日も農場では管理作業が続いています。
お客様も平日は毎日のようにいらっしゃるようで
名農の花屋さんは大忙しです。
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