花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

不織布

2020年05月11日 | 研究
半透明の白い布を広げているのはハンターズ。
ジュディオングさんではありません。
彼が広げているのは不織布。
一般に布といえば、繊維をよって糸にして編みますが
この不織布は熱や機械などによって接着したり
からみ合わせるなどして工業的に製造します。
不織布と聞いて頭に思い浮かぶのが「マスク」。
皆さんが探し求めている使い捨てマスクです。
店頭に並ばなくなったため、自作する人が増え
いつの間にか材料となる不織布すら品不足しているようです。
そんな貴重?な不織布をハンターズはこれまたいっぱい持っています。
なぜならこれで作物を被覆すると水や光を通しながら保温できるため
農業では欠かせない資材だからです。
いろいろなタイプがあるようですが、これは薄いタイプ。
これをみてとうとうハンターズが困った皆さんのために
マスク研究でも始めたかと思った方がいるかもしれませんが
残念ながらそうではありません。
実は彼、この不織布をろ紙がわりにして泥水を濾過しようとしているのです。
もちろん正式な実験ではちゃんとろ紙で濾過しましたが、もしかして
不織布を使ったら大量の泥水さえもろ紙できると考えつい試してみたのです。
フローラゆずりの思いついたら、すぐチャレンジする悪い癖。
ところがなんと大成功。目に見える泥をちゃんと漉しとったのです。
とはいってもろ紙と違い、小さな粒子は無理。茶色の水となりました。
でもおそるべし不織布の力。困った時はこんな使い方もできそうです。
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困ったときの本家

2020年05月11日 | 園芸科学科
ハンターズが実験をしようと思ったら、ジョウロが足りません。
実は昨年、ひとつ劣化して壊れてしまい、現在、馴化温室には2つしかありません。
でも大丈夫。困った時は本家に救いを求めることにしています。
環境班ハンターズの先代はチームフローラフォトニクスですが、
そのフローラのルーツは、園芸科学科の草花班。
そこで早速、お隣の草花温室に行ってみました。
でも誰もいません。普通だったら諦めてしまうと思いますが
草花温室は環境班の本家。隠し場所に心当たりがあります。
そこでちょっと倉庫に行ってみるとたくさんのプラスチック鉢。
名農の農場にはいろいろな部門がありますが
このような鉢を使うのは草花だけ。
それにしてもずいぶんあるもんです。
さて探していたジョウロも無事発見。
ことわって持っていきたいのですが、ここも誰もいません。
なんだか後ろめたい気がしましたが、
なければ実験できないのでちょっと無断拝借しました。
2時間ほどの実験が終わり返却しましたが、やはり誰もいません。
皆さんどこに行ったんでしょう?
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