花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

落ち葉のオープンエアミュージアム

2021年11月11日 | 学校
生徒玄関前が真っ赤な落ち葉でいっぱい。
まさに人の手ではなく自然が作ったアート作品です。
この落ち葉はもちろん、先日ご紹介した紅葉の小径など
名農の秋のキャンパスはまるでオープンエアミュージアム。
暖かな日はぜひ散策して、新しい作品を見つけて欲しいと思います。
さて落ち葉といえば「焼き芋」。
サツマイモも今が収穫時期なのでなんだか食べたくなりました。
10年ほど前、園芸科学科の草花班は20名近い大所帯。
したがって中は3〜4の小グループに分かれていました。
そのひとつがチームフローラフォトニクスです。
フローラには、毎年少数ではありますが男子がいましたが
草花班全体を見ると圧倒的に花好きの女子ばかり。
したがっていつも元気な女子たちでワイワイ賑やかでした。
そんな草花班の恒例行事が農仕舞い。
農仕舞いという言葉は使っていなかったと思いますが
草花部門の運営を支えてくれた生徒たちの慰労を兼ねて
毎年、今の時期、温室に集まって会食したものです。
食べるのが大好きな女子が多かったため
並ぶごちそうは収穫感謝祭を遥かに凌ぐ豪華さ。
そしてその中に必ずといっていいほど焼き芋がありました。
もちろん名農で栽培し、名農で焼いた芋で
ねっとり系の安納芋はいつも人気でした。
研究班のメンバーと農場の先生方はまるで家族のような関係。
放課後、当番でもないのに農場でお手伝いをする女子生徒がたくさんいました。
またみんなで楽しく会食できるようになって欲しいものです。
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やるっきゃない !!

2021年11月11日 | 研究
せっかく片付けた馴化温室で、
また研究を始めたフローラハンターズ。
今度の植物はなんと代表的な夏野菜であるトマトです。
日中の生育適温は23〜28℃と高く、
夜間でも10〜15℃は確保する必要があります。
ところがこの地域の平均気温は11月で6℃、
12月になると0.6℃まで下がります。
当たり前ですが晩秋の青森でトマトの露地栽培は不可能です。
じゃあ水耕栽培の養液を温めたらどうなるのでしょう。
暖かい養液を吸い上げた植物は体が暖かくなることを
2019年にトレジャーハンターズが確認しています。
いわゆるハンターズの露天風呂栽培という研究です。
ところが暖かな葉が触れるのは冷たい冷気。
長く触れていたらやっぱり風邪をひくように
成長に影響が出て枯れてしまうことも考えられます。
しかしいずれの仮説もやってみたことがないので
想像の域を脱しません。冬でしかできない実験。
来年の冬はもう卒業。じゃあいつやるの。
もちろん、それは今でしょ。
好奇心を満たすための無謀な実験が始まりました。
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