花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

被災地でボランティア

2021年11月22日 | 園芸科学科
現在でこそ環境システム科に所属し、
毎年環境研究に精を出しているフローラハンターズですが
そもそもは園芸科学科の草花班出身。
移籍した後も、よく支援していただいていました。
今日の午後は、そんな実家でもある園芸科学科の閉科式。
とうとう帰る場所がなくなってしまいます。
そんなことで園芸科学科時代の思い出を昨日から紹介しています。
ここは岩手県山田町の仮設住宅。草花班だったフローラは
名農のボランティアチームの一員として花を使ったボランティアをしていました。
学校としてのメイン活動は地域の方や地元の高校生と一緒にプランターに花を植え
元気になってもらおうというものでしたが、フローラだけは常に別行動。
震災直後は花を植えるのではなく、塩害を起こしている花壇を
マイクロバブルで除塩し、植えられる状態に復元する活動を実施しました。
これは2013年頃。この時は仮設住宅の皆さんに
鉢植えのサンパチェンスを届けました。しかし単なる鉢植えではありません。
理化学研究所の協力で室内に花を飾っても徒長しない工夫を加えているのです。
サンパチェンスが部屋で明るく咲いている。多くの人は気づきませんが、
花壇用の花が室内で咲いているのは、実はとんでもない風景なのです。
思いやりに先端技術をこっそり添えて届ける活動に皆さん大喜びされました。
まさに園芸科学科草花班という活動をしていた頃の話です。
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別れても好きな人

2021年11月22日 | 園芸科学科
フローラで最も有名な研究は「白いリンゴ」。
しかし最初に作ったのは2009年、閉科直前の生活科学科の女子たちでした。
フローラはこの年、園芸科学科2年の男子で結成。
よく大会でお姉さんたちとご一緒したことから
卒業された後はフローラが研究を引き継ぎました。
これは2014年のフローラ。第1農場で白いリンゴのTV取材を受けています。
番組はNHKで今も放映されている「あさイチ」。
朝から丸一日密着取材していただきました。
収穫後、白いリンゴをNHKのスタジオに送り
確かV6のリーダーである坂本さんに食べていただいたのを記憶しています。
生活科学科の女子が考案した白いリンゴを発展させ
マスコミにも頻繁に登場した園芸科学科時代のフローラ。
そして白いリンゴを食べてくださったV6。
大好きな皆さんですが、偶然にも今年でお別れ。
しかし脳裏に刻まれた輝かしい姿は消えることはありません。
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三大香木

2021年11月22日 | 学校
つやつやとしたこの低木の照葉樹は沈丁花(ジンチョウゲ)。
いい匂いを発する香木で、もう来春の蕾ができています。
さて日本にはいくつか香木があり、香る庭造りに用いられます。
代表的なのが強い香りを漂わせる三大香木。
まずひとつ目がこの沈丁花で春になったのを教えてくれます。
ふたつ目は夏の香木である梔子(クチナシ)。
そしてみっつ目が秋の金木犀(キンモクセイ)。
いずれも芳香剤でおなじみの名前と香りです。
しかし残念なことに梔子も金木犀も耐寒性が低く
北国では花を咲かせてくれません。
「鳶色のひとみに 誘惑のかげり金木犀の 咲く道を」の
歌詞で有名なのはアリスのヒット曲「君の瞳は1万ボルト」。
歌の世界は北国ではないことが想像できます。
作詞は谷村新司さん。やはり西日本の大阪出身です。
もし谷村さんが北国育ちだったら金木犀ではなく
沈丁花になっていたかもしれません。
このように春夏秋の香木を三大香木といいますが
これに冬の花を追加したら四大香木になります。
入れるとすれば上品な香りの黄色い花を咲かせる蝋梅(ロウバイ)。
こちらは耐寒性が強いので北国でも育てられます。
さて昨日は東京での発表会に出場してきたフローラハンターズの4名。
女子ペア、男女ペアの二組に分かれて頑張りました。
結果発表はまだまだ先。気長に待ちたいと思います。
実は本日放課後に、また居残り練習が行われます。
行うのは昨日出場しなかった男子ペア。
明日、オンラインの全国大会に出場します。
女神フローラ がみんなが主役になる場を与えてくれています。
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