立派な実がたくさんついているのは1年生のJr.が育てているインゲン。
でも土耕ではなく室内の水耕栽培です。
かつてTEAM FLORA PHOTONICSは2018年に
ストックホルムで開催された青少年の水研究大会で
トウモロコシやインゲンを筏に浮かべて
水を浄化しながら栽培を行うという研究に取り組み、特別賞をいただきました。
その経験からマメも水耕栽培できるのはわかっていましたが
Jr.が育てているのは水耕は水耕でもミスト栽培。
定期的にほんの少しの水を吹きかける栽培法です。
こんなにも違う栽培法でもちゃんと実をつけるとは植物は強いものです。
さてJr.はこの他にもスイスチャードでも成功しています。
また指導してくれた先輩はレタスで成功。
昨年は高糖度トマトの栽培も成功させています。
世界で最も生産量の多いトマト、食卓に欠かせないレタス、
そしてアフリカやアジアで大切な野菜であるスイスチャード、
そして安価なタンパク源となるインゲンで成功したことで
極少量の水を蒸発させないよう大切に育てるこの栽培法が
世界中で使える可能性があること証明できました。
予定ではこのインゲンを完熟乾燥させて収穫する計画なので
もうしばらくかかりますが、これにて今年度の節水農業の研究は
ひとまず終了となります。しかしJr.との契約は実験だけではありません。
成果を披露する場を提供するという重要な項目が残っています。
そろそろどんな大会で披露できるのか
Jr.と相談しながらチャレンジするタイミングを決めたいと思います。
さて気になるのはマメ科の根粒菌。以前栽培したときは
あるべき根粒を見つけられませんでした。
今回はどうなるのか。こちらも気になります。