これは昨日ご紹介した牧草のアルファルファ。
どちらも同じ土が同じ量トレイに充填されていますが
左は水だけ、右は水の代わりに浄化除菌した生活雑排水(グレイウォーター)を
かん水して育てています。ご覧のように右の方が
栄養分が入っているので苗は緑色に育っています。
おそらくこのままいくと左の水だけの苗は枯れてしまうはずです。
ここまでは想定通りですが、新しい発見がありました。
同じ時間に同じだけの水を散布しているにもかかわらず
天気が良く気温が高い日は、右と左で土壌の乾燥具合がかなり違うのです。
植物は地面を被覆することで、土壌水分の蒸発を抑えるといいます。
植物がたくさん生えているとこんなにも乾燥を防ぐとは驚きです。
乾燥地は水分がないため、植物が生えにくい。
植物が少ないからますます乾燥する。そして砂漠化が静かに進んでいく。
この小さなトレイは、砂漠化が進行する過程と
グレイウォーターが砂漠化を抑制するのに役立つという可能性を
見せてくれました。これをもってこの研究は一段落。
とりあえずTOPでゴールインです。