花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ハートのエースが出てきた

2023年07月16日 | 研究
ナガイモをムカゴから育てている男子メンバー。
出芽がバラバラで心配していましたが、とうとう全部の株がスタートしました。
先に出たものとは2週間ほど差がありますが、
まずは全株とも無事に生育レースに出場できたのでひと安心です。
面白いことにナガイモの葉は、可愛いハート型。
土の中からハートのエースが次々と出てくる感じです。
さて今回のナガイモコンペは3つのレーシングチームの争い。
ムカゴが植えられている中の土壌がそれぞれ違うのです。
第1のコースは培養土。慣行区です。
第2のコースはシラス。鹿児島のシラス台地から取り寄せました。
そして第3コースはデザートサンド。なんとナミブ砂漠の砂です。
シラスも砂漠の砂も養分と保水性がなく栽培には不適といわれる土壌。
彼はそんな厄介者にチャンスを与えているのです。
研究結果が出るのは晩秋。気長に待ちましょう。
さて来週火曜日は1学期最後の課題研究。木曜日は体育祭。
そして金曜日の終業式をもって名農は夏休みに突入です。
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お米の思い出

2023年07月16日 | 学校
先日、廊下にお米が積んであるのを発見しました。
よく見るとお隣の農業高校のもの。
ジーンズで有名なLeeの実習服ですぐわかりました。
新米のはずはないので、おそらく昨年のお米を販売しているのだと思います。
相変わらず「愛情 米 ました」とダシャレのネーミングがユニークです。
これを見て羨ましく思うのは、かなりショッキングな理由。
なんと果樹地帯の名農には水田がないのです。
かつての名農には小さな水田があり農業科時代に担当していましたが、
転勤先から戻ってきたら野球場になっていました。
したがって名農では田植えや稲刈り体験、そして自分たちで育てたお米を
食べる機会がないので、ちょっと羨ましく感じるというわけです。
さて前任校時代、農業科で一緒に田植えの準備や運営に携わってきた先生が
先日若くしてお亡くなりになりました。相撲の発展にご尽力された方で
まだまだ活躍されると思っていたのでとても寂しく感じます。
このお米を見ると水田で風を受けながら
学科の発展のため、ともに策を考えたことを思い出します。
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