イネ科の1年草である牧草「スーダングラス」。
名前の通りスーダンで発見されましたが、今では東アフリカの熱帯や亜熱帯地域、
南ヨーロッパ、南北アメリカ、南アジアなどに広く分布し、
飼料はもちろん、モロコシのような穂がつくため穀物としても利用される
とても優れた作物です。さらに生育が早いことから
被覆作物としても重宝されているようです。
FLORA HUNTERSのある女子は水質浄化で用いたバーミキュライトで育ています。
左は赤土無肥料、右の3鉢はバーミキュライトを用土に混ぜたものですが
同じ無肥料でもこんなにも生育に違いが出ました。
前回ご紹介した時よりもその差はさらに開いたようです。
最初はなかなか違いが現れませんでしたが、根がバーミキュライトに届くと
窒素肥料を吸収したためか、ターボエンジンのように一気に生育が早まりました。
彼女の目的は乾燥地での砂漠化抑制。緑化に役立てようとしているのです。
先輩から引き継いだ研究もこれで3年目。1週間後の水質分析をもって
3年間のタスキリレーはひとまずゴールイン。
先輩の思いを途切らせることなくゴールまで届けられました。