ここ数年、北国青森県でも夏は30℃を楽々超えてきます。
先日なんて34℃。そんなこともあって最近は、
せっかく使わせてもらっている馴化温室では栽培せず
校舎内の土肥実験室がFLORAの実験フィールドになっています。
なぜなら寒さの影響を受けないで栽培するために
暖房装置が完備されている温室ですが、今欲しいのは冷房。
あまりの猛暑のため、馴化温室はもちろん、
環境システム科の水耕温室も夏場は栽培を休止せざるをえない状態だからです。
名農だけでなく青森県ではリンゴの着色が悪くなり、
西日本では、あの南国生まれのイネでも猛暑で白化したりと米の品質が落ちています。
なんとかしなければなりません。
さて土肥実験室で育てられているのはトウモロコシ。
左よりも右の鉢の方が大きく育っています。
なぜなら人工的に再現した富栄養化池沼を自然の力で濃縮して作った液肥を
散布しているからです。また淡水の水草から作った液肥も散布しています。
まさに彼らの仮説通り。世界的な肥料高騰の対策になればと取り組んでいます。
さて土肥室で行っていた野菜栽培も真夏を迎え、生育が衰えてきました。
また涼しくなる2学期までしばし休止となります。