花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

3年前、何してた

2023年07月09日 | 研究
これは2020年7月、つまり3年前の環境研究班。
彼らはTreasure Huntersと名乗っていましたが
結成時の2019年のユニフォームであるTシャツには、
TEAM FLORA PHOTONICS 2019 Treasure Huntersとあります。
つまり彼らもFLORAでした。さて2人が練習しているのは英語スピーチ。
実はこの年、ストックホルム青少年水大賞の3度目の日本代表となり
1ヶ月後にオンラインで行われる決勝審査のために練習を続けていたのです。
彼らが日本代表に決まった2020年4月はコロナの真っ只中。
名農も休校になるなど大変な1学期でした。
その影響でスウェーデンでの大会は中止。
オンライン大会となってしまいました。
一生懸命練習していますが、いったいどんな気持ちだったのでしょう。
でも頑張ったおかげで世界一を受賞。コロナ禍でしたが大騒ぎになりました。
嬉しいことに2人は2022年、主催者によりストックホルムにご招待されています。
ここで2人を指導されている先生もこの春に異動。
FLORAの当時の活躍を知る方も少なくなりましたが、
今年結成された新生FLORAもやる気満々。
現在エネルギーを蓄積中。秋にはどんな活躍をしてくれるのでしょうか。
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BARISTA

2023年07月09日 | 研究
こちらはFLORAの男子メンバーが収穫した水草たち。モグサではありません。
左が松葉状の葉をたくさんつけるタイプで
右はイネのように長い葉を数枚つけるタイプです。
先日、彼は収穫したものをインキュベーターで乾燥させては
乾物重を測定していました。この乾燥水草の目的は肥料。
先人は海藻を争うように手に入れ、堆肥として利用したそうです。
しかし資料ではホンダワラなどの海藻は塩分を洗ってから積み、
堆肥に混ぜるなどして発酵させ用いたようですが
発酵するまでに1ヶ月以上かかり、また匂いやカビも発生するなど
とても手間がかかった記録されています。
今は化学肥料が主流のため、ほとんど姿を消したようですが
かつてはどこでも見ることができた作業だったとのことです。
さて彼が育てたのは淡水の水草。
そして狙うは手間のかかる堆肥ではなく、簡単にできる液肥です。
そんな彼が今悩んでいるのは乾燥水草から成分を抽出する際に
水出しでいいのか、それとも煮出すか。まるでコーヒーみたいです。
BARISTAの彼が出した答えは簡単、悩んだらどっちもしてみること。
比較結果が楽しみです。
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