花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

横着者向きのはずなのに

2023年07月21日 | 研究
これはミニトマト。
生育が早く、草丈もそんなに大きくならないので
FLORAはよく実験に用います。
さてこのところ実験で登場するのは「シュガリーテール」という品種。
このトマトには面白い特性があります。
まず草丈がある一定の高さになるともう伸びないこと。
つまり摘芯が不要なのです。近年の猛烈な暑さを避けるため
昨年から土肥実験室で栽培を行っていますが、
限られたスペースの室内。大きくならないこの特性は助かります。
また脇芽の除去も不要。草丈が大きく伸びないということは
果実の数にも限りがあるということ。
この特性は販売する目的の農家にとっては、あまり歓迎できません。
だから脇芽にも結実させ、ある程度収量を確保するのです。
この2つの特性は、まさに放任栽培向き。
つきっきりで管理できない横着者のFLORAにとってはピッタリです。
でも好きな時に好きなだけ養水分を吸収できる水耕栽培だからでしょうか。
草丈が勝手に止まる特性が破られたのか、グングン大きくなります。
もう窓の高さを超えました。よく見るとご覧のように
たくさんの実が育っています。明日から夏休みに入る名農ですが
まだまだ管理のために出校しなければならないようです。
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我慢の子

2023年07月21日 | 学校
名農生の文化的活動を紹介する校長室前の掲示板。
5月下旬に今年最初の受賞があったので、昨年の記録はすべて剥がし
今年度版に一新しましたが、なんとその後1枚も増えません。
今日は終業式。1学期はこのまま終了してしまいました。
とはいっても、そもそも1学期はコンクールがない時期なので
当たり前といえば当たり前なのですが
昨年度は地球環境大賞、日本ストックホルム青少年水大賞、
さらに学会でも3つのテーマが受賞したことから5枚以上はあったはず。
そのため何だか寂しく感じます。
でも活動が停滞しているわけではありません。
夏休み明けから始まるコンクールにむけ、各チームとも我慢の子。
じっくりと力を蓄えているところなのです。
そのため夏休みではありますが、FLORA HUNTERSは
8月に1人4日出校して研究のまとめ作業を行うことにしています。
まとめは1学期の努力を自分の武器に変換する作業。
初陣は秋。暑い中、戦えるアイテム作りに励みます。
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