これはミニトマト。
生育が早く、草丈もそんなに大きくならないので
FLORAはよく実験に用います。
さてこのところ実験で登場するのは「シュガリーテール」という品種。
このトマトには面白い特性があります。
まず草丈がある一定の高さになるともう伸びないこと。
つまり摘芯が不要なのです。近年の猛烈な暑さを避けるため
昨年から土肥実験室で栽培を行っていますが、
限られたスペースの室内。大きくならないこの特性は助かります。
また脇芽の除去も不要。草丈が大きく伸びないということは
果実の数にも限りがあるということ。
この特性は販売する目的の農家にとっては、あまり歓迎できません。
だから脇芽にも結実させ、ある程度収量を確保するのです。
この2つの特性は、まさに放任栽培向き。
つきっきりで管理できない横着者のFLORAにとってはピッタリです。
でも好きな時に好きなだけ養水分を吸収できる水耕栽培だからでしょうか。
草丈が勝手に止まる特性が破られたのか、グングン大きくなります。
もう窓の高さを超えました。よく見るとご覧のように
たくさんの実が育っています。明日から夏休みに入る名農ですが
まだまだ管理のために出校しなければならないようです。