花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

警察だ!

2019年01月26日 | 環境システム科
先日、名久井農業高校にはるばる京都大学から先生が来校されました。
カナダ出身の男性の先生ですが、上手な日本語を話されます。
それも関西弁なので、初めて会った方はずっこけそうになります。
来校されたのは名農が数年前から京都大学と共同研究している
雪国向きLED信号機の実験を行うため。
青森県では名農と京大の連携事業は有名で、
チームが県知事を表敬訪問した際も、頑張れと励ましてくださいました。
この研究はそもそもチームフローラフォトニクスが提案したもの。
しかし現在は同じ環境システム科の特任チームに全てを委ねています。
先日行われた実験では、地元の新聞はもちろん、
役場関係者、テレビ局などたくさんの報道陣が集まり
相変わらず注目度の高さに驚かされました。
するとどうでしょう。突然の電話。それも警察からです。
警察と聞くとなぜかドキドキしてしまうもの。
「悪いことしてないよね」と自分を信じて電話に出ると
信号機についての研究発表のお誘いと進捗状況のお話。
現在、雪国向きLED信号機開発は
大学と企業でデートヒートが繰り広げられています。
年に1度行われる県警主催の発表会では産学さまざまなアイデアや実験結果が披露されます。
昨年、その発表会に名農と京大連合チームは初めて参加しました。
すると名農京大チームだけ問題解決のアプローチが全く違います。
言い出しっぺのフローラの女子メンバーが提案した
ヨーグルトの蓋のアイデアを採用してもらったからです。
それも面白い結果を出しており企業大学を差し置いて、一躍報道陣の話題をさらいました。
電話は、その後の成果を発表してほしいとのお誘いでした。
しかしちょっと時期尚早。もう1年ほしいところです。
でも断ったら逮捕されちゃうのかな。
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雪国のハンディ

2019年01月26日 | 学校
このところ屋外で練習する運動部を見る機会が増えてきました。
もちろん多いのは休日の日中。
冬至が過ぎ、ずいぶん日の入りが遅くなりましたが
まだまだ日暮れは早く寒いからです。
この日は野球部が雪の上でバットを振っていました。
遠くではラグビー部が雪の上を走り回っています。
昔、雪国は冬、走れない環境にあるのだから
暖かい地域の学校には勝てないといわれていました。
ところが今は走りにくい環境だからこそ、
足腰や心肺能力を鍛えられると変わってきました。
事実、サッカーで日本一になったり
甲子園で活躍する私立高校は雪を生かした
雪上トレーニングを上手に組み入れています。
これらの強豪校は全国から強者が集まってきますが
やはり南国育ちの子供達にこの寒さは辛いようです。
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フローラ消えても

2019年01月25日 | 園芸科学科
園芸科学科の温室に行ってみると見覚えのある鉢を発見しました。
なんと懐かしいサンパチェンスではありませんか。
そういえば一昨年の秋、チームの3年生が
地域の水質浄化という大役を終えて帰った来たサンパチェンスを
短くピンチ(切り戻し)して、園芸科学科の温室に置いたのを思い出しました。
今年度は作物による水質浄化と主役の植物が変わったため
預けていたのをすっかり忘れていました。
枯れているのかと思ったら、今年もちゃんとピンチされています。
そして切り戻した茎からは新しい葉が顔を出し始めています。
もう少し大きな鉢に移植し、肥料を与えるととんでもない大きさに育つはずです。
ではいったい誰がこのサンパチェンスを管理してくれているのでしょうか。
実はチームの名前を考えた初代メンバーが現在、名農の農場に勤めているのです。
それも嬉しいことにかつての本拠地である
園芸科学科の草花生産を担当されているのです。
このサンパチェンスはそんな先輩が3年生に代わって管理してくれているのです。
3年生はまもなく卒業し、チームフローラフォトニクスは解散となります。
トラは死して皮を残すといいますが、フローラが消えてしまっても
春になると温室にはサンパチェンスがきれいな花を咲かせることでしょう。
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スケートリンク

2019年01月25日 | 学校
これは道路の写真です。
雪の上にタイヤの跡が見えます。
しかし問題なのはその下。
青黒っぽく見えているのは厚さ数センチの氷です。
青森県南部地方は、雪は少ないのですが気温が低く
道路はアイスバーンになります。
雪道の運転を経験された方ならわかると思うのですが
圧雪の道とアイスバーンでは怖さが違います。
特に一見、圧雪のように見えて
下がスケートリンクのアイスバーンは滑ります。
昔はスパイクタイヤがありましたが今はスタッドレス。
先日もブレーキを踏んだら自動車が滑って止まらず
ぶつかるかと思ったという人がいました。
事故を起こさないよう車間距離をとる必要があります。
でももっと怖いのは雪道を歩く時。
みなさん、今年は何回転びましたか?

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Jr.に感謝

2019年01月24日 | 研究
チームフローラフォトニクスは
入学したばかりの1年生に早く研究活動の楽しさを知ってもらおうと
人材育成プロジェクトと称して、研究生フローラジュニアを募集しています。
1年生でやる気があれば学科関係なく、研究と発表機会を提供するため
今まで10名以上の1年生がチャレンジしてくれました。
今年のJr.は2名と少なかったのですが、
3年生が取り組んだ水質浄化研究の手伝いをしてくれました。
今年は忙しくてなかなかサポートできませんでしたが、
チームの代表がストックホルムで頑張っている時に
残留した3年生の1名がJr.を連れて日本土壌肥料学会に参加し
ちゃんと発表や質疑応答の経験をさせてくれました。
それも全国から集まったSSHなど25タイトルの中で
受賞4校に選ばれるという大手柄です。
また同時期、人手不足の3年生の助っ人として
全国高校観光選手権にも出場し、こちらも全国3位の銀賞を受賞してきました。
来週は3年生最後の課題研究の授業で地元中学校に出向き、
この観光選手権で発表した内容を披露することになりましたが
1年生のJr.は別の授業を受けているため参加できません。
したがって今度はストックホルムや農業クラブの大会で
観光選手権に行けなかったメンバーが
発表する女子をサポートすることになりました。
観光選手権の発表はBGMを多用するなど聞かせる演出が特徴。
したがって曲をかける場面やフェードアウトのタイミングなども重要です。
たった2回の練習ですが、Jr.の苦労を知った3年生。
あらためてJr.に感謝していました。
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