東濃IFR

ACARS,グライダー、航空機

2年ぶりのフルコース(4日)

2014年05月11日 23時40分59秒 | グライダー
 せめてGW中に1回は。

 そう思いながらがんばった結果、3日と4日と休むことができた。
 3日は家族とお出かけだったのだが、伊那谷に入ってからは長野の機体と思われる無線をコンタクト。
 霧ケ峰もビッグデーだったようで、八ヶ岳までお散歩に出かけた機体もあったようだ。

 そして4日。
 いつものように8時半に着くように家を出る。
 今日も晴れで、気圧配置からは特に支障となるようなことはなさそう。

 下道を走っていつもの踏切へ差し掛かるとちょど捕まる。
 やって来た車両はステンレスの車両。思わず構える。


飯田線にも東日本の211系が。3000番台トップナンバー。


 有賀峠を越えて諏訪へ。蓼科山が綺麗に見えてホッとする。


去年はほぼ満開の桜がまだちらほら。


 いつもの場所に駐車しようとするとすでに数台の車が。
 格納庫へ行くと機体はほぼ全部出ており、自分は最後の方に到着したようだと悟る。
 JA23KMをピストへ運びつつ滑走路へ向かう。


滑空場に到着。左は八ヶ岳、真ん中に富士山、右は南アルプス。


前日までジュニアが整備していた法政大から借用のASK-18。お尻が重い…。


 10時になりブリーフィング。
 今日は総勢22名と大所帯。



10:18 本日1発目


11:30 富士見台付近に大きいサーマルがあるようでガグルを組む。


JA23KM


JA2320 気持ちよさそうにH教官が通過していく。


 まだ回ってこないなら、と地上勤務に精を出す。
 とはいえ、人がいっぱいなので気がついた人がやれば回っていく。
 リトリブもやりたかったが、しばらくやっていない自分にはやらせてもらえない仕事。

 そうしているうちに自分の番となる。
 後席H教官。よろしくお願いします。

 離脱後、車山から富士見台、カボッチョへ向けていくと大きなサーマルに入る。
 教官のサポートを受けつつ高度を取る。
 


12:29 自分の100メートル下にはJA2433が。

 2700メートルを過ぎた頃に旋回の練習。
 前よりはゆっくりできるようになったかな。

 そして時間は20分を過ぎ、そろそろ帰投へ。
 高度はまだ2400メートルと十分ある。

 しばらくやっていなかった基本の危機回復練習をお願いする。

 まずは「ダミーブレイク」
 ウインチ曳航中にワイヤーが切れた場合の訓練。
 これをマスターしないとソロには出させてもらえない。
 自分は80キロに回復する前に操縦桿を引いてしまい注意を受ける。

 次に「ストール」
 そのまま失速のことです。
 ゆっくり操縦桿を引いたため、なかなかストールに入らず教官から指導される。

 最後に「スピン」
 錐揉み状態からの回復です。
 自分では何度か右回りのサークリング中にスピンに入りかけたことがあった。
 右へ操縦桿を倒した際、手前に引き気味で倒していたためノーズアップ状態となり…。
 バフェットで気が付きそのときは回復したが、そのままスピンに入ってしまった際の手順。
 1/4旋転でちゃんと止めることができOKが出る。

 それでもまだ高度が高かったのでダイブブレーキを使って高度処理。
 チェックポイントを1850メートルで通過。
 そして第3旋回へ…途中サーマルに入って上昇してしまい、自分の予想していた高さとかなり違い、少々焦る。
 第4旋回で風下へ少し流され、高度があったので軸線を戻すことに成功。

 それでは上記のことを踏まえて動画をどうぞ。



サーマルで上昇中のところはほとんどカット。


今回の航跡。最高高度は2761メートルだった。大きい画像はこちら


 再び地上勤務へ。単座機やオーナー機を空へ押し上げる。八ヶ岳まで行ってきてね~。

 そんな中、フライトサービスに飛び込む無線に一瞬身を固くする。
 JA110Eが南5キロくらいのところを通過。赤岳へ向かって行った。


14:58 JA110Eがレスキューミッション。

 しばらくして再びフライトサービスにコンタクトしてくる機体が1機。
 今度は長野の機体がコンタクト。状況から察するに南アルプスからの帰りかな?
 

15:49 JA02CTが滑空場の東5キロの所で上昇中。この後、長野へ。


 自分もこれで引き上げ。
 この判断が良く、ギリギリ大渋滞に巻き込まれずに済んだ。
 帰りの片付け、ありがとうございました。


 さて、来週は家にいるか会社にいるかのどちらかになりそうな予感。


AX
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格納庫開き2014

2014年04月13日 21時31分57秒 | グライダー
 今年の霧ケ峰の格納庫開きは13日。
 ちょうど家の用事の予定もなかったのと、FBで「山にドンドンおいで!、、事務局連絡でーす。(^-^)」とのコメントまであったので今年は参加。

 いつも通り家を出発して今日は下道で向かう。
 まだ滑走可能なゲレンデが多いようで、スキーやボードを積んだ車が多かった。

 木曽谷から権兵衛峠を越えて伊那谷へ。
 権兵衛トンネル内でエクストレイルが走行距離9万キロを迎える。5年で超えたか…。

 有賀峠を越えて諏訪に入ると桜はまだまだな感じ。今週中には開花宣言かな。

 予定時間通りにファミリーゲレンデ駐車場に到着するが、そこにはとんでもない物が…。



除雪した雪の山!その向こうはゲレンデなので雪はあるけど例年より多い。

 ちょうど到着したTさんとH教官に挨拶して3人で格納庫に向かう。
 普段なら車で格納庫前まで行くところだが、その道は全く除雪もしていないため通行不可。


そんなわけで歩いて到着。雪は格納庫前には思ったよりも無かった。


まずはシャッターの補強材を外す。これがないと雪の重みでシャッターが壊れてしまう。


 補強を外している間に続々と会員が到着。順次作業にかかっていく。
 シャッターを開放したところで一旦集合。
 協会長の挨拶と今日の作業の流れを説明。再び作業にかかる。


冬篭りの間に機体の点検が行われた。2433はシートベルト入荷待ち。


 ウインチ整備の手伝いにウインチ小屋へ。
 ワイヤー巻き取り機の修理やエンジンのオイル交換を実施。


車山方面を見る。だいぶ雪は溶けているようだが…


ピストの設営位置を確認。八ヶ岳が霞んで見えるな~。


北アルプスはもっと霞んで見えるな。


 雪は溶けて表面は乾いているように見えるけど、地面はまだ凍っているようだ。
 踏むと深いところに霜柱があるような感触で、車で踏むと大変なことになる。
 今日のフライトは無しとなり、時計を見ると昼飯の時間。皆で「高原の店」へ向かう。


今日は協会からの昼食。ソースカツ丼でした。美味しかった。


 フライトが無いと決まったらじっくりと機体点検整備。
 バラしてあった2434を組み上げる。
 

シートや踏み板、翼を外して胴体のみの状態。


航空整備士の免許を持った人を中心に翼の取り付け作業がおこなわれる。


左右の主翼が付き、操作系統の接続を行う。


水平尾翼を取り付け、操作系統の接続・ピンを固定して完了。


 人手がいる作業はこれで終わったことだし、帰りが遠いのでこれで上がらせてもらう。
 またよろしくお願いします。
 
 帰りは高速で。
 いつものように伊北インターに向かっていると前方からヘリが飛んで来る。
 

16:04 JA120D EC135P2+ 信州大学付属病院/中日本航空  現場からの帰りかな。気をつけて!


 高速は交通量があるものの渋滞等は無くオペレーションスムースで家に到着。
 早速娘のお風呂を入れて、夕飯時に今日何があったかを皆で話す。
 娘はヨメと新しい靴でお出かけしてご機嫌だったらしい。

 来週の土曜日は特に予定が無く、フライトに行く予定を考えていた。
 しかし今日の地面状況では来週でもまだ無理ではないか、と協会長が話す。

 それなら家族でチヌークでも見に行くか?
 と、家族の前で話したら皆から総攻撃くらいました…。
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気が付いたら半年ぶり(11月2日)

2013年11月05日 22時34分12秒 | グライダー
 仕事のゴタゴタは片付いてないけれどもうそろそろ飛ばないと気分的に晴れない。
 11月中旬には冬篭りになってしまうからその前に数回は飛んでおきたい。

 そんなとき、ノザワヤさんから体験フライトの希望が来る。
 休日出勤はしばらく出ない!という決意も込めてノザワヤさんに自分の予定をメールする。

 そして11月2日。
 天気予報は晴れで北風が入って来そう。
 前の日にヨメが朝食と昼食分のおにぎりを作っておいてくれた。ありがとう。

 中央道を諏訪方面へ。
 途中、何度か霧が出ていたが山の上の方は大丈夫そう。


8:08 諏訪湖も霧の中。


 8時半頃に駐車場に到着。
 ノザワヤさんに先に格納庫に向かう旨メールしてから格納庫へ。

 格納庫へ着くと同時に機体の搬出作業が始まる。
 そしてノザワヤさんも到着。
 対応しようと思ったら翼端を任されピストヘそのまま強制連行されてしまった。


9:04 前回来た時は緑だった草原ももう枯れ草色。

 機体を置いてちょっとピスト作業をしてからノザワヤさんを迎えに格納庫へ向かう。
 しかし、ついでの作業をいくつか頼まれる。
 格納庫で水を汲み、大きい吹流しを付けに行くところでようやくノザワヤさんをピックアップ。
 ウインチをちょっとだけ見せてピストへ向かう。

 ブリーフィングを済ませ、フライトの順番決め。
 成り行きで自分が練習生で一番に飛ぶことになった。


10:17 本日2発目の発航が自分だった。撮影はノザワヤさん。


 久しぶりなのとクロスウインドだったのとで手足バタバタ。
 今回、初めてCONTOUR+2を使用する。
 さて、それでは操縦席前席目線をお楽しみください。


容量の関係で10分以内にまとめたけど、フライト時間は14分でした。

 後から見返してよくわかる自分のクセ。
 右に操縦桿を倒しては失速し、左に倒せば加速している…。
 速度が安定してないですね。もっと精進しないと。
 エルロンとラダーを入れるタイミングも早いし。

 着陸してピストに戻ると同時に観光客の方が機体見学に来る。
 自分はノザワヤさんのフォローにすぐに入り、その観光客を見ていなかったのだった。

 その観光客が帰ってから皆で「見たことある人だったんだけど…俳優さんだったよね」
 旅番組によく出ている俳優さん…オフでこっちに来ていたのだろう。さて、誰でしょう。
 
 順調に練習生のフライトが消化され、今日は長野方面からも飛来機はないと思っていたところにVHF無線からフライトサービスを呼び出す無線が入る。
 ドクターヘリがミッションで通過するため一声かけてくれたのだった。
 ピスト担当者が対応している間に機体をインサイト。


11:32 JA120D EC135P2+ 信州大学付属病院/中日本航空 滑空場の4キロ東をピストと同高度で通過。

 自分が霧ケ峰に来るとドクターヘリと遭遇する。これで何度目だろう。

 11時40分頃にノザワヤさんの体験搭乗。
 足を乗せる場所、つかんでいい場所等をレクチャーしてあとは教官にお任せ。

 今日はサーマルが小さいこともあり、8分のフライトで戻ってきた。
 しかし、教官がしっかりと美味しいコースを飛んだようでノザワヤさんも満足気だった。
 またお待ちしてます。


単座機も出たけど…

 雲がだいぶ出てきて陽が当たらず寒くなってくる。
 


13:18 EC135の音、と思い探していると見つけた中日新聞のヘリ。


 ノザワヤさんもだいぶ耐えていたけど我慢できなくなったようでギブアップ。
 格納庫まで送る。某所での成果があるように…グッドラック!

 ピストに戻って再び地上勤務。


雲が薄くなり、風も弱くなってきた。


 何度か目の発航のとき、後席に乗る機会ができた。
 体験搭乗で乗ってからは練習許可証を取って前席で乗っており、約5年ぶりに後席に乗る。


八島湿原方面。美ヶ原までは見えない。


14:38 真ん中の光っているのが諏訪湖。左の光っているのは霧ケ峰湿原。

 前席に慣れていると後席はすごくゆったりしている。
 それに人の操縦は勉強になります。

 再び地上に戻り地上勤務。


次の一発で今日は終わり。

 15時20分頃に本日のフライトは終了。
 索点検・入れ替えをして片づけをしているうちに太陽はもう見えなくなっていた。


17:00 陽が短くなったな~。

 作業をしているときは温かかったけど、止まると寒い。
 デブリーフィングも兼ねて「高原の店」に入る。


ココアがおいしい~。温まる♪


 今日は宿舎に泊まる。
 あまり迷惑かけるのも…と思いルートインやチサンインを見たけどどこもいっぱい。
 3連休初日と紅葉シーズンの長野と考えれば当たり前か。

 男6人が囲むのは…


キムチ鍋!しっかりいただきました。

 食事中にノザワヤさんからメールが来る。
 午前中に来た観光客の人は「世界の車窓から」のあの人だとか。
 皆、「あ、そうだった~!」
 俳優さんのオフのときは静かに、普通に対応するのがいいとは聞いていたけど全くスルーされるのもどうなんだろうと考えてしまった。

 さて、明日もフライト…ではなく、長野県総合防災訓練だ。
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霧ケ峰における林野火災騒動記(2013年4月28日)

2013年05月13日 22時14分29秒 | グライダー
 自分はそのときいなかったけど写真をいただいたので時系列で編集してみました。
 Uさん、ありがとうございます。(写真使用許諾済み)
 まとめサイトとかにもあるでしょうが、ここでしか見れない画像もあるかも…。


 信濃の国は十州に境連なる国にして~とありますが隣県となる埼玉、群馬、山梨、岐阜から防災ヘリ一機ずつ、さらに自衛隊から災害派遣ということで大型輸送ヘリ2機と観測小型ヘリ2機、自県航空隊の合計9機による消火活動が行われた。
 
 霧ケ峰グライダー協会としては吹流しを設置し、積極的に協力した。ということです。


防衛省から出ていた時系列等です。


1.災害派遣の概要
(1)要請日時

平成25年4月28日(日)13時00分

(2)要請元
長野県知事

(3)要請先
陸上自衛隊 第13普通科連隊長(松本)

(4)要請の概要
山林火災の消火活動

(5)発生場所
長野県諏訪市(霧ヶ峰)

(6)撤収要請日時
平成25年4月28日(日)17時00分

2.災害派遣までの経緯

 平成25年4月28日(日)9時39分頃、長野県諏訪市(霧ヶ峰)において野焼きの延焼による山林火災が発生。長野県消防防災ヘリ等が消火活動にあたるも鎮火に至らず。このため、同日13時00分、長野県知事から第13普通科連隊長に対して、山林火災の消火活動に係る災害派遣要請があった。

防衛省・自衛隊の対応

(1)派遣部隊
陸自
第13普通科連隊(松本)、第12ヘリコプター隊(相馬原(そうまがはら))、東部方面ヘリコプター隊(立川)

(2)派遣規模
人員
約30名

車両
約10両

航空機
  5機


(3)主な対応状況
【28日】
13時00分
長野県知事から第13普通科連隊長に対し、災害派遣要請。

14時44分
第12ヘリコプター隊のOH-6×1機が離陸。以後、情報収集活動を実施。

15時08分
第13普通科連隊の地上部隊(人員:約30名、車両:5両)が駐屯地を出発。現場到着後、消火活動を実施。

15時32分
第12ヘリコプター隊のCH-47JA×2機が離陸。現場到着後、消火活動実施。

16時02分
第12ヘリコプター隊のOH-6×1機が離陸。以後、情報収集活動を実施。

16時11分
東部方面ヘリコプター隊のUH-1×1機(映伝機)が離陸。以後、情報収集活動を実施。

17時00分
撤収要請

※活動実績 散水量 約47.3トン(9回)
以上引用ここまで


 以下はいただいた写真を元に解説等入れてみました。


15:28 長野県防災航空隊がアプローチ中。

 霧ケ峰ファミリーゲレンデ及びその駐車場でヘリポート二つ分の広さ。
 ファイヤーアタッカー装備の機体はここで補水して火災現場へ向かった。


15:29 JA6748 S76-B 山梨県防災航空隊「あかふじ」 この後バケット装着して消火活動を実施。


15:32 滑空場入ってすぐのあたりで燃料準備中。自県機のみならず他県機の分も必要になる。


15:36 JA200G Bell412EP 群馬県防災航空隊「はるな」 現着してから装備等準備。


15:42 JA6724 BK117-B2 岐阜県防災航空隊「若鮎Ⅰ」 バケットにて消火活動。蓼の海に補水へ。


15:46 このぐらいの機体だと400リットルから1トンがいいとこ。


15:57 給油のため着陸。長野県航空隊の人がアシスト。


15:58 バケットのサイズはご覧の通り、あまり大きくない。


15:59 蓼科山を越えて2機編隊が接近中。


15:59 チヌーク様×2機キター!


16:02 ウインチ小屋前の平坦な場所に着陸。#2930と#2981が飛来。


16:07 そしてお腹の中からジープが出てきた。サポートのOH-6Dは#31291ともう一機。


16:10 JA97NA Bell412EP 長野県消防防災航空隊「アルプス」 こちらも給油のため着陸。


16:15 こちらのバケットは3人がかり。


16:22 JA31KN AS365N3 埼玉県防災航空隊「あらかわ2」 こちらも給油で着陸。


16:27 迫力のチヌーク様の放水。5トンは違うわ~。


16:36 2機でピストン消火。まさにバケツリレー。規模が桁違いだが…。CH-47JAは白樺湖で補水。


16:37 サポート機が2機。自衛隊の人達もよく一発で着陸させるものだと思う。


16:44 松本駐屯地から支援隊がやってくる。


16:44 こんな光景も見れないだろうな。


16:55 鎮火状態になったところで各県ヘリが着陸して給油。奥から岐阜、群馬、長野。


16:55 自衛隊の車両群と防災航空隊の方たち。この時点でほぼ鎮火。ダメ押しの数発ををチヌークが決めていた。

 この後、状況確認され鎮火宣言が出される。けが人が出なくてよかった。
 関係機関の方々、本当にありがとうございました。



 これだけの大騒ぎとなるとマスコミも嗅ぎつけてくる。そんな機体もちゃんと写っていた。


15:32 JA05CP BK117-C2 中日新聞「まなづる」


15:41 JA560Y Cessna 560 Citation  読売新聞


15:47 JA32NH EC135T2 オールニッポンヘリコプター(ANH) NHK取材機



そして後日、諏訪市HPには…

霧ヶ峰の林野火災について(お詫び)

 4月28日(日)に霧ヶ峰高原草原再生火入れ事業実行委員会(委員長:山田勝文 諏訪市長)が実施しました火入れにおいて、事前の防火帯設置と散水、防火班配置、小区画ごとの着火など安全を最優先に進めてまいりましたが、強い突風により予定地外に飛び火し、諏訪市域及び茅野市域の約154haを延焼いたしました。

 地権者及び周辺住民の皆様をはじめ、関係各団体の皆様、霧ヶ峰を訪問いただきました旅行者の皆様など、ご迷惑・ご心配をおかけした多くの皆様に深くお詫び申し上げます。

 また、自衛隊・山梨県・群馬県・埼玉県・岐阜県・長野県の各防災ヘリコプター、長野県、諏訪圏5市町村、諏訪広域消防本部、岡谷消防署、茅野消防署、下諏訪消防署、富士見消防署、原消防署、茅野市消防団、諏訪市消防団ほか、消火活動にご尽力・ご協力いただきました多くの関係各位に対し厚く御礼申し上げます。

以上諏訪市HPより


 新聞報道でもあったが、人的被害は無かったが国定公園内での火災であったためいろいろと大変なようだ。

 よく「こんなに燃えてしまったら大丈夫?」と言う声が聞かれるが、大丈夫。
 ワラビやゼンマイが良く出ます。木もよっぽど大丈夫。
 ただ、ヤチボウズ等湿地帯の方はどうかな?専門家の方にまかせましょう。

 こちらはしばらく上空から再生状況の確認をしますか。
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2013初フライト(4月29日)

2013年05月05日 09時19分44秒 | グライダー
 今年は残雪が多かったこともあり、格納庫開きも例年より1週間遅いような気がした。
 それよりも自分は航空機練習許可証が届かないことに焦っていたのだけど…。

 昨日届きホッとしたせいなのか、45分も寝過ごす。
 顔だけ洗いすぐに出発。前日のうちにヨメがおにぎりを作ってくれたのがありがたかった。
 本当は下道で行く予定だったけど高速で一路塩尻北へ。

 前々日から報道で白馬の雪崩事故のことが報道されていた。
 もしかしたら在局キー局のヘリが松本空港に集結しているかもしれないと思ったからなのだが…


見事に読みが外れた。しかも県警ヘリは「やまびこ1号」しかいなかった。


信大ドクターヘリが格納庫から出てきて準備。


空港消防車も朝の点検中。


8:32 JA120D EC135P2 中日本航空/信州大学付属病院  ホバリングチェックしてから出勤。


「やまびこ1号」もエンジンスタート。


8:39 JA110E AS365N3 長野県警  涸沢方面へ。



 とりあえずこれ以上の動きはありそうじゃなかったので霧ケ峰へ向かう。JET A-1成分も少しは補給できたし…。


 オペレーションスムースで10時前にファミリーゲレンデ駐車場に到着。同着したAさんと今年もお願いしますと挨拶。
 色々話しをしながらピストへ向かう。
 

先日も雪が降ったそうで、日陰には大量の雪が残っていた。


 歩いていてちょうど観光客の展望台付近に差し掛かった頃、さっき空港で嗅いだ覚えのある匂いがする。
 野焼きを前日にやったという話しを聞いていたからトラックや消防車両の軽油の匂いかな、と思った。

 ピストに着いて皆さんに挨拶。するとO教官、S教官とUさんから
 「あれ?batils君、何で昨日来なかったの?」
 と言われる。普通に「昨日は用事で…」と答えたところに衝撃の事実が伝えられた。

 昨日の野焼きの際、燃えすぎたために自県及び隣県4県の防災ヘリと災害派遣で来た自衛隊のヘリによる空中消火が行われ、グライダーエリアがヘリポートになったという。
 そのときの状況の写真やら動画やらを見せ付けられ、もう悶えまくってしまった。
 訓練でもCH-47(チヌーク)2機による空中消火なんてやらないって!
 写真をすべていただいたので後日、霧ケ峰でこんなことがあったという記録のためにブログにアップする予定です。


そんな心乱れた状態の中、グライダーは離陸していく。


スマホだとこんな写真も撮れる。大きい写真はこちら


気がついたらもうお昼。腹ごしらえしよう。ヨメがおにぎりだけでなくおやつをいっぱい入れてくれた。


 最後に到着したこともあるけど、現在JA2433が改造中のため練習に使える機体は1機だけ。
 しかも今年初フライトという人が多く、教官のチェックを受けてからでないと単座機に乗ってはいけないのでなかなか順番が回ってこない。
 こういう時に限ってまた気流の条件が良く、20分以上飛んでいる人は帰れコールがかかっていた。

 しばらくして美ヶ原方面からヘリの音が聞こえてくる。
 この音はS-76だな…なんて思っていたらノーコンタクトでやって来た。


13:20 JA06HD S-76C 朝日航洋(TBS取材機) 白馬経由で来たようで…。焼けた跡取材中。


 グライダーの存在に気がついているのかどうか不安になる。
 教官がフライトサービスの無線で呼びかけはしたが応答は無し。とりあえず上空各機はインサイトしているようなのでいいか。


午前中よりヘイズが晴れてきた。後ろに見えるのは八ヶ岳。


主翼がきらりと光る。

 
 体験搭乗を挟んでようやく自分の順番になる。覚悟はしていたけど乗れるか心配だった。
 15:36に離陸。後席はH教官。
 離脱してすぐに教官の指示する方向へ機首を向けるとすぐに上昇気流があった。
 +3~4mと結構強いサーマル。あっという間に2600mまで上がった。
 左右の旋回を行うがしっかり決まらない。気が焦るせいなのだろう。
 そして地上から帰れコール。いつの間にか20分が経過していたのだった。
 写真を一枚も撮らずに降りては悲しいので教官にコントロールをお願いして写真を撮る。
 

火入れで焼く予定だったのはちょうど機体に隠れているあたり。15ha焼く予定がその10倍以上の154ha焼いたとか。大きい写真はこちら



すでに高度は2150m。旋回して高度処理を行う。


 今日は西からの風でクロス成分が入る。
 ガスト(突風)に気をつけて、と言われちょっと突っ込み速度を上げる。
 普段より高めに進入したので接地点が前に伸びたが大丈夫だった。
 教官からは機首が動くまで我慢すること、とアドバイスを受けた。毎度言われてしまう…。
 GPSログを保存したもののデータが半分ほど欠落しており今回はデータアップはやめておきます。
 
 ここからは二巡目。フライト時間の短かった人から2回目に入るが雲が広がり始め気温が低下し始める。
 教官たちも3日目で疲れていることもあったのか、その後2回飛んで撤収となる。
 
 自分にとっては久しぶりの撤収作業。台車の乗せるときが緊張する。
 

台車に乗せた機体は車で引っ張って格納庫へ。今日は富士山がうっすらとしか見えなかった。


 機体や車両を格納庫内に入れ、帳簿等をつけたところで反省会。
 今シーズン始まったばかりなので皆、手順確認して行うようにとの指摘もあった。

 そしてもういっちょ反省会(?)高原の店でお茶して行く。


長野日報が置いてあったけど予想通り一面トップか。


 18時頃に霧ケ峰を出発。高速は混んでいるだろうと予想して下道で帰る。
 大型等に引っ張られ、21時半頃に帰宅した。


 明日は休日出勤。ボチボチやるか。
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航空身体検査2013(3月25日)

2013年03月27日 23時52分38秒 | グライダー
 毎年恒例の航空身体検査。
 今年はいつ受診しようか、と思いつつ諏訪日赤検診センターに電話する。
 すると向こうでもデータを見て「去年も今ぐらいに受診していますね」と言う。
 その週のどこかにして欲しい、と頼むと「では月曜日で」と返事が来た。思いがけず三連休となった。

 朝、起きてすぐに交通情報を確認すると、中央道で事故があり駒ヶ根-伊那間が通行止めになっていた。
 通行止めになったのは午前1時過ぎ。自分がその辺りを通過するのは午前7時頃の予定。6時間もあれば通行止めは解除されると予想するも早めに家を出る。

 駒ヶ根までは順調だったが、強制的にインターを下ろされる。そして通勤ラッシュ真っ只中の農免道に放り出されたのだった。

 1時間もあれば伊北に着くと思っていたが予想以上に引っぱられた。途中、検診センターに電話して遅れる旨を伝える。
 諏訪までは何度も往復しているが、初めての経験だった。


 結局15分遅れの8時45分に検診センターに到着。いつもならサクサクと検査が進んでいくのだが、遅れた関係で時間調整で後回しとなる。
 深視力の計測のときに検査員からも「航空身体の人はもっと早い時間にやるんだけど…」と言われた。

 待合室で待っていたときに事故のニュースが流れる。3台が絡む事故で、キャンピングカーの破片が散乱している現場映像が流れた。こりゃ時間かかるわ…。

 毎度のことながら、眼科と耳鼻科は病棟へ。それが終わったらまた検診センターに戻り、請求書をもらってまた病棟の会計へ行く。
 今回、スマホを持ち歩いて歩数を計ったところ検診で2500歩を歩いていた。結構歩いているんだね。

 終わって駐車場を出たのが11時45分頃。どうあがいてもFDAの着陸には間に合わない。半分あきらめつつ松本空港へ向かう。

 予想通り、岡谷を出ないくらいでFDAが着陸。何とか離陸には間に合うかな?と思いつつ車を走らせるがこの日は思いのほか車が混んでいたのだった。
 19号との分岐あたりでクリアランス承認され、間に合わないことが確定。ゆっくり走る前方の車に苛立つ。


間に合わず畑の中から撮影。飛行機が飛んでいるのがわかるかな?


 空港東側の駐車場に到着して小型機エプロンを見るが、出ていたのはJA110Eのみ。目当てのJA220Eは出ていなかった。
 近くのコンビニへ行って昼食を調達。

 再び駐車場に戻ってきたときにエンジン音がする。フェネストロンの音がしないからJA110Eじゃない…
 

13:02 JA97NA B412EP 長野県防災航空隊「アルプス」  離陸ヨシ!


いつもいいヒネリを見せてくれる。高遠方面へ。

 さっきまでいなかったのが出たところからアクチュアルのようだ。
 自分の横ではNBSがカメラを向けていた。

 これでまたしばらく飛来機はないだろう。ゆっくり昼飯を食べる。
 そしてアミーゴさんが到着。ブツを渡してしばらく談笑。

 西側の駐車場へ移動して「アルプス」の帰りを待つことにする。移動中にJA120Dが出動。今日の伊那方面は忙しい。


13:57 「アルプス」が帰還。


上空では雲雀が飛んでいた。春だね~。


 今日もどっかの研究所からヘリが飛び立つ。いると知っていれば空港よりそっちに行っていたかも…。


14:34 JA120D EC135P2+ 中日本航空/信州大学付属病院  この日は連続出動。お疲れ様でした。 バックは美ヶ原。


給油、ホイストの清掃・点検が終了して訓練の準備ヨシ。


 「アルプス」を撮ろうとスタンバイしていると空港上空を旋回するプロペラ機をインサイト。
 音からしてそんなに大きな機体じゃないけどな~なんて思ってカメラで覗くと…


14:49 げ! C-2!!  ヘリ撮影用にシャッター速度を落としていてブレてしまった。


14:51 「アルプス」がタキシー開始。


たまには正面から。あまり面白い構図にはならなかった。


けど「アルプス」のPさんは魅せてくれる。


いいヒネリ。


一旦目の前を通過する。


エプロンでは先ほどの人達と思われる団体さんが。取材だね。今週に放送するとか…。


レフトターンして…


ここだよ~。


隊員一名がサバイバースリングを装着してホイスト降下。


一旦離脱


14:55 急旋回して腹を見せるC-2。VRC-30の#33のようだ。


東京コントロールとお話中。この後も数回やってきた。


エプロン上空でもう一羽と絡んでいたけど…ハイタカ?


グラスエリアではまた隊員さんが降下中。


離脱後、再びダウンウインドへ。


 こんな感じの繰り返しだったのでFDAの札幌便を撮らずに撤収!アミーゴさんに声を掛けようとも思ったが見える付近にはおらず。
 あの人の構図は本当にわからない。こういうのも才能だろうな~。


 19号を大型に引っ張られつつ予定時間に家に到着。


17:25 DL629 FL140  今日は結構近いコースを通過して行く。


もう少し空気が澄んでいればな~。


17:38 NH JA8966 787問題で退役がちょっと伸びた全日空のジャンボ。


 検査結果が今回はちょっと気になる。とりあえず歯医者にいかないといけなさそう。
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今年ラストのフライト(11月3日)

2012年11月05日 00時01分04秒 | グライダー
 先日、グライダー協会から納会のお知らせが届くが、今年は行けそうもない。次の日の冬篭り作業も無理で、自分のスケジュールと照らし合わせても行けそうなのが3日の土曜日だけだった。
 家の財布事情が苦しくなってもこの趣味だけは続けて、と家族に言われたのがうれしかった。

 季節はもう初冬。1日には霧ケ峰で初雪観測と新聞に載っていた。
 天気図を見ても冬型の気圧配置になりつつある。今年は秋が短かったな~。


そんなこの日はさらに寒さ厳しく霜柱ができていた。格納庫にはツララも。蓼科辺りでは-6℃だったとか。



 すでに吹流しが上がっており、一番乗りしたH教官が色々と準備してくれていた。 


格納庫から機体を出して滑走路まで車で引いて搬送。

 滑走路を半分くらいまできたところで南側ススキ原からシカ3頭が飛び出してきて北側へ横断して行った。夜ならまだしも、昼間からこれとは。本当に増えすぎてるんだな。

 機体の準備やピストの設営も終わり、あとはウインチ…と思っていると巻き上げ機の調子が悪いと連絡がある。教官達が見に行っている間にちょっと撮影。


雲海から頭を出してる富士山。いい感じに雪化粧。


そして乗鞍岳


槍ヶ岳 陽炎でちょっと揺らぎ気味。


御嶽山


木曽駒ケ岳


南アルプス 北岳

 今日は日本の屋根が一望!これでそれなりに高度が取れれば最高なんだけど…。


 そしてウインチのご機嫌が戻ったところでようやく練習開始。今日は思ったよりも人が少なく、練習生5人だった。


自分は2発目。普通の飛行機(戦闘機除く)では離陸機の真後ろにスタンバイすることは出来ないからある意味珍しいショット?


 1回目のフライトは前回のおさらい。注意点を思い出し、一つ一つ行っていくがどうしても甘い。ランディング手前でふらついてしまい、F教官のフォローが入った。


クリックして拡大。フライト時間は15分と少々短かった。う~ん、車山までは行きたい。


人は少ないけど、次の人のことをあまり気にせずフライトできる。イエローシックスのPはS原さん。


新兵器? 会員の私物で風向風速だけでなくこの先の気象状態も予測してくれる優れもの。
センサー類は吹流しに設置してあり、太陽光で自家発電して稼動し、無線でこの本体へ計測データを飛ばしてくる。


 さて、このセンサーの情報から天気を予測すると、この先天気は下り坂。しかし、今の湿度は低く雲はできにくい。
 雲はできにくいが上昇気流はある。普段なら雲が出来て、そこへ向かって行くのだけど、見た目わからないから大変。モヤモヤっと雲が出来始めてるようなところを見つけては皆が集まる。


同じサーマルにいるJA23KMとJA2433。JA2433の方が高度が上。


富士山の西側に陽が当たり始めたのでもう一枚。


 体験搭乗も終了し、練習生も一巡したので二巡目。1回目のフライト時間がみんな同じくらいだったので同じ順番で搭乗する。
 自分の番になり、「(ワイヤーから)離脱したら車山に向かいます」とH教官に話す。今日の上昇帯はその辺りだからだ。

 しかし、離陸後教官からちょっと右へ旋回するよう指示が出る。するとそこには見えない上昇気流があってちょっと高度を稼ぐ。そして車山方面へ向かった。その最中に佐久ドクターヘリがやって来る。自分が霧ケ峰に来ると必ず来るドクターヘリと絡むなぁ。
 

八ヶ岳と翼の先端に富士山。眼下にはビーナスライン。


車山レーダーとその延長線上に浅間山。レーダードーム、前より小さくなった?


 このままサーマルの中にいたかったけど、教官から「時間大丈夫?」と声がかかる。17時過ぎから4日のことの打ち合わせの予定があり、帰らなければいけないのだ。
 泣く泣く高度2240mのサーマル帯から離脱。どう高度処理をしようか悩んでいると教官から「ちょっと北へ行ってみて」と指示。


八島湿原の横を通り過ぎる。

 湿原を越えてすぐに谷があり、その縁で強い上昇気流があった。山肌にぶつかった風が吹き上げていたのだった。
 再び佐久ドクターヘリからコンタクト。フライトの邪魔にならないようなコースを取って病院へ向かって行った。気をつけて~。
 その後、自分は通常の着陸パターンをとって着陸。タッチダウン寸前にフォローが入った。風を読むのは難しい…。
 

クリックで拡大 この日は北風。山のピークより南へ行かないように、白樺湖より東へ行かないよう(ドクターヘリ活動中)注意した。



 機体を戻して清算した後、挨拶してピストをあとにする。


また来年もよろしくお願いします。



 来週からはまた違った忙しさになるんだろうな。何とか乗り越えないと!


AX
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下界の35度、天空の25度

2012年08月07日 22時32分42秒 | グライダー
 土曜日、夜になって日曜日の予定の確認をする。家の用事で手がいるようなことは無さそう。ただ、夕方からの打合せで17時半までに現場へ行けばいいだけ。

 そんなことを考えていると蒼い鳩さんがmixiで「ヴィーナスラインへ行く予定」と上がる。

 ヨメに何かやることがあるか尋ねたところ特に何も無いとの返事。そして「飛んでくる?いいよ、行っておいで。」と許可が出た。そして蒼い鳩さんにフライトに霧ケ峰へ行くことをコメントして就寝した。


 朝、身支度して出発。今日はギリギリになって行くのを決めた関係でおにぎりは無し。途中のコンビニで朝と昼食を確保し、給油して高速へ。
 GTR-34の先導のため思ったより早く伊北を下りて、有賀峠を越えて諏訪市内へ。車山、八ヶ岳に少し雲がかかっていたけどそのうち取れるだろうと楽観してファミリーゲレンデ駐車場へ向かう。

 途中蒼い鳩さんからメールが来る。諏訪インターを下りて蓼科回りのヴィーナスラインで霧の駅(レストハウス)に来るとのこと。事故だけには気をつけて~。
 そして自分は8時半頃に駐車場に到着。


真夏の高原は陽射しが痛い。もうニッコウキスゲは終わっていた。


 今日は親子グライダー教室ということで諏訪のケーブルテレビ局や新聞社等メディアの方々が数人と2家族が待っていた。


諏訪のCATVといえばLCV。諏訪にいる頃はお世話になりました。


 他の会員も集まり出し、人手が足りてきたので単座機をピストへ運ぶ。


ススキがすごくて運搬路のアスファルトが見えない…。


 ピストに到着して色々と準備。索点検も終了していたのでちょっと撮影タイム。


夏だね~。


 ブリーフィングが始まる前に蒼い鳩さんから霧の駅に到着したと連絡が来る。わかりにくいかも、と思いつつ道案内して格納庫まで来てもらうように言う。
 ブリーフィングが終わり、蒼い鳩さんを迎えに行くが、ファミリーゲレンデの駐車場で途方に暮れている蒼い鳩さんをインサイト。直接道案内して再び格納庫に戻る。


鬼百合が綺麗に咲いていた。これが咲くってことはもう高原は秋に入っているんだな。


 しばらくして蒼い鳩さんが駐車場方向からやって来る。オンロードバイクではきついようで、下から歩いて来たようだ。それではピストに向かいましょう。
 以前、飛騨の農道飛行場で飛行機曳航での離陸は見たと言う蒼い鳩さん。ここはウインチによって離陸するため本当に静かなことを思わず念押しする。

 フライトは練習生が二人乗って、それからは体験搭乗で親子が乗っているようだ。上空では2機がちょっと高度が取れないのか、それとも体験者に考慮して飛んでいるのか、ゆるーく飛んでいるように見受けられた。


体験搭乗の男の子、将来有望かな?前席はS教官。


 このときの模様はLCVのニュースで放送された。ネット版はこちらからどうぞ。


 体験搭乗も一通り終わり、訓練フライトに戻る。するといきなり自分からだった。ギリギリGPSデータ所得機のシステムも立ち上がったところ。慌てて機体に乗り込み操縦系統の点検をする。
 後席H教官、よろしくおねがいします。


11時24分離陸 撮影は蒼い鳩さん。  操縦桿引けてないな~。

 離脱してちょっと諏訪湖方面に向かうが上昇帯は無し。教官から右へ行くよう指示されそちらを目指す。すると小さいけど上昇帯があった。そこで教官が間髪入れず旋回して風を捕まえる。

 しばらく教官の操縦が続いたが途中でふっと軽くなる。そこからは自分が操縦する。


教官に操縦をお願いして風景を。高度2100メートル、まだ雲の下には届かない。空気は涼しいけど陽射しに焼かれて熱い!


高度2200メートル。発達中の積雲の下に入ると吸い上げでどんどん上昇していく。あっという間に2350メートルまで上昇。


雲との隙間から出てしまい「いけね、出ちゃった」と紅い豚さんの台詞が思わず出る。雲の縁を飛んでるところ。凉しくて気持ちいい。

 雲のおかげで上昇できて、ここからは教官のしごきが始まる。といっても自分の技量落ちが大きな要因。旋回がうまくできておらず特訓となる。そしてシメはダミーブレイクという索切れを想定した訓練を2回。簡単に言うとゼロG(タマヒュン現象?)からの回復。

 アプローチで第3旋回が終了する間際にもう1機が高度が取れず着陸のコール。ピストからの指示と教官からの指示で普段と少し違う着陸を行う。ピュアグライダーではしばしばある光景だから落ち着いて対処。
 自分は1番目に着陸する指示。後続機のために滑走路を空けておくため普段接地する場所より遠めに接地するよう着陸目標を決め、そこに向かって降下して行く。


普段より高度を取り、エアブレーキも少し抑え気味で最終進入。 蒼い鳩さん撮影。


こうやって見るといつもより7メートルくらい高いところ飛んでるかな。 蒼い鳩さん撮影


 着陸後デブリーフィング。手と足をもっと上手に使うこと、焦らず待つことを教官からしっかりと言われる。練習します。


今回は40分フライト。保存したGPSデータをGoogle Earthで表示したもの。本当なら3Dでわかりやすく見せれるのだけどな~。


 ピストに戻り40分以上放っておいた蒼い鳩さんに平謝り。他の人のを見ていたらこんなに滞空できると思ってなかったので…。

 皆が昼食を摂り始め、蒼い鳩さんはどうするか尋ねるとこれで美ヶ原経由で帰るとのこと。雷の心配もあったのでその方がいいかもと自分も思い、格納庫まで送っていく。何のお構いも出来なくてすみません。また小矢部で会いましょう!

 ピストに戻りお昼ご飯を食べているとフライトサービスの周波数にコンタクトしてくる航空機が。
 JA120D(EC135P2+ 中日本航空)が麦草峠で発生した交通事故のためフライトエリア東側を通過します、と連絡してきた。そしてちょうど機体もインサイト。こちらに考慮してなのか高度もそれほど上げず現場に向かうドクターヘリ。いつもお疲れ様です。

 信大に張り付きの機体がなぜ麦草の事故に…。佐久からのほうが近いはずなんだけどな~。なんて思っていると諏訪湖方面から軽いエンジン音を響かせてやってくるヘリが…。


JA007A R44 (株)ドリームプロバイド コパイ席の方、しっかりこっち見てるじゃん!

 う~ん、フライトエリアの真ん中突っ切って来るとは。せめてフライトサービスにコンタクトして来て欲しいです。
 上空他機にヘリの事を連絡。自分は地上勤務しながら麦草方面を監視。その後、ドクターヘリから再度連絡があり諏訪日赤へ向かうけど東の外れの方の低い高度を飛んで行くとのこと。気をつけて~。


さっきまでいい積雲があったけどたまにブルーホールという沈下帯になることも。離陸して4分後には着陸なんてこともしばしば。


今回のベストショット。向こうに見える雲は御嶽付近で発達中の積乱雲。こちらには大きな影響はなし。大きい写真はこちら


一瞬八ヶ岳の赤岳がクリアに見える。来年はあそこまで行けるかな。


JA23KMは雲の下で涼んでいる様子。S原さん、気持ちいいだろうな~。


 すると車山方面からまたエンジン音。今度もフライトサービスにノーコンタクト。


さっきよりは東にコースをとって通過。


 ここで自分は時間いっぱい。慌てて片付けてお礼を言ってピストを後にする。何か忘れているような…。
 高原の店で挨拶がてらソフトクリームを買って体の中から火照りを冷やす。顔も手も首も真っ赤。


駐車場に戻ると車のラジオアンテナに赤とんぼが羽を休めていた。これが里に下りるときはここはもう初冬だ。


 岡谷から高速に乗るもののすでに混雑が始まっており60キロ前後でのノロノロ運転。伊那で下りて権兵衛トンネルを抜けて19号で家路を急ぐ。しかし、19号に入ってから結局遅い車に進路を阻まれる。


さらに雷雲が行く手を阻む。


 約束の時間には間に合わないと判断。両親に電話して代わりに打ち合わせに出てもらうようお願いする。もうちょっと早く出なければいけなかったか。
 そして家まであと約10キロというところで盛大なスコールに遭う。車はいいけど、蒼い鳩さん、大丈夫だったかな~と心配した。(後ほど雨は大丈夫で無事に帰宅した旨の連絡がありホッとしました)


 そして忘れていたことに気が付く。フライト料金払うの忘れた!

 すみません、後日送金しておきますです。
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364日ぶりのフライト(5月19日)

2012年05月20日 13時05分26秒 | グライダー
 仕事も一段落し、私事も先が見えてきた。
 ゴールデンウィーク中か、その後の休みで霧ケ峰に行こうと思っていたがなかなか合わず、この日もどうしようか迷った。
 しかし、家族の「たまには息抜きしておいで」の言葉に甘えて霧ケ峰に行くことを決めた。

 いつもより早く起きて高速に乗って一路伊北へ。伊北からは有賀峠を超えて諏訪市内へ入る。
 ちょっと霞がかかっており(黄砂か?)、八ヶ岳がかすんで見える。
 市内を抜けて山登り開始。すると途中にある、とある団体の道場の桜がまだ散っていなかった。


例年ならばGWが満開になると館長さんから聞いた。今年は二週間遅いんだな~。


 ランウェイが見えてきた頃、すでに機体が出されており、吹流し等も設置済みだった。げ、もしかして最後か?と思いつつ駐車場に到着したのだがそこにはメンバーの車は1台しかなかった。
 ほぼ同時に来たKさんに話を聞くと、今日は法政大学OB会との合同フライトで、協会メンバーが来るかどうか…とのことだった。
 まあ、もし飛べなくても高原でのんびりできればそれでいいかも。micro-ADSBのフィールドテストもやってみたいしね。

 ピストに到着するとすでに10人近い人がいて、索点検まで終了していたのだった。パラシュートの点検くらいしか役目なかったよ。
 久しぶりに会う協会の方たちと挨拶。H教官には「めずらしい人がいる」とまで言われた。なかなか来れなくてすいません。
 
 合同ブリーフィングをした後、協会側から先に発航する。
 自分は2番目だな~と思いつつカメラの準備をしていると「準備して」と声をかけられる。ここのルールは「来た順番にフライトの順番を選ぶ」のだ。
 何故かと言うと、グライダーは気流に乗って飛ぶ飛行機。朝、早い時間ではしっかりした上昇気流が無いため離陸してもすぐに降りることになってしまうことが多い。それではつまらないので昼近くの空気が暖まった頃に離陸すると滞空時間が長くなる。

 そんなわけで慌てて準備。機体のコントロールチェックを済ませ、教官を待つ。


ウインチの暖機運転中に前席からの風景をパチリ。正面は御嶽山。

 なんせ一年ぶり、昨年は3回、一昨年も10回未満と体が忘れてしまっている。後席F教官にフォローしてもらいつつ離陸する。
 離陸後発達中の雲に向かって進む。途中強いマイナス帯に入ったがその後のプラスを信じて突き抜けるとプラス1くらいの上昇帯があった。すかさず教官から「アイハブ!」のコール。力を抜いて教官の動きをトレースする。
 次に離陸したKさん、H教官組も同じサーマルにやって来た。対空監視しつつ写真を撮る許可をもらう。


カボッチョ上空。高度2500m JA2433は2300mくらい。

 もう手足の動きがバラバラ。教官から喝を入れられました。休み時間にまた練習しなくてはいけない。
 2650mまで上昇し、旋回訓練を繰り返す。そして地上から帰れコールがかかる。
 アプローチ中もド沈下に入ってしまい、教官がショートカットの判断。ガストに逆らわずクラブをとってウイングローへ移行しタッチダウン…文章で書くと少ないけど、実際はかなりじたばたしてます。
 ほとんど教官にやってもらい申し訳ないやら情けないやら…。
 機体から降りて主翼前縁を見ると虫がぶつかって真っ黒。よく見るとアブラムシみたい。草原にいるアブラムシが上昇気流で巻き上げられ、飛行中にいっぱいぶつかる。この時期、確かに汚れるけどここまでひどいのは初めて見る。
 ピストに戻ってまずは清掃。一緒に拭いてくれていた法政のOさんが今の気流の状態を尋ねてきた。+5(上昇気流が+5m/s)を振り切ったと話すと「もうそんなに?」と言って喜んでいた。その20分後にはOさんは離陸してしばらく帰ってこなかったのだった。


かすんでいるけど遠くに富士山。機体の後ろがカボッチョと呼ばれる丘(?)その後ろが八ヶ岳。


御嶽山をアップで。手前が黒いのは先日山焼きを行ったため。


強いサーマルのところにみんな集まる。


法政のJA27TC(Duo Discus-X)上がりきるまで車輪は格納しない!と八ヶ岳まで行く気満々。実際行って来た。


対空監視中に見つけたチョウゲンボウ。ハンティング中でホバリングしている。


獲物を見つけたのか、急降下! でも失敗したようで手ぶらで再び上昇していた。


 八島方面にいたJA23KMからパラグライダーが数機、車山方向に向かっていると連絡が入る。よく見ると4機が向かってくるのが見えた。上空各機にS教官が連絡。


どうやら美ヶ原から離陸した機体のようだ。こちらのフライトサービスの無線を傍受してくれているといいけど…。

 しばらくしてパラグライダーの人たちは車山周辺に着陸。こちらも一安心。
 懸念材料がなくなったため(?)S教官はフライトプランを入れたようだ。フライト時間を18時半までって南アルプスまで行くのかな?


JA07KDが離陸。気をつけて~。

 自分は夕方からのとある打合せの関係でこれでタイムアップ。皆さんに挨拶して霧ケ峰を後にする。
 しばらくレシーバーを霧ケ峰フライトサービスにあわせておいて走行していたら座光寺手前3キロ付近のところでJA07KDの無線が入る。
 やっぱり高いところを飛んでいると遠くまで無線が飛ぶね。

 高速は順調で、間もなく目的インターというときに別件が入る。さらにもう一つ先のインターで降りてそちらに向かうことにしたが、その道中にばったりと岐阜ドクターヘリと出くわした。
 患者さんを機内に収容し、これから離陸するところだった。


JA6659 BK117-C1 セントラルヘリコプターサービス(岐阜大学医学部付属病院) この頃JA6923の姿を見ないな…。


エンジンスタートから離陸まで。


多治見方面へ。

 すぐに車に戻り、用事を済ませて打合せへ。なんとか約束の時間ギリギリに間に合った。


 去年フライトしたときのブログを見返すと、県は違えどこのときもドクターヘリを見ているんだな。



 さて、次はいつ飛びに行けれるのか。家族からは「時間のあるときに行っておいで」と言われるが…。
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航空身体検査2012(3月28日)

2012年03月31日 23時19分31秒 | グライダー
 仕事は忙しく、本当は休んでいられない状況なんだけど忙しいときこそ休養も必要。そしてようやくアトピーも治ってきて今年は航空機練習許可証を申請しても大丈夫になったと思うので航空身体検査を受けに諏訪赤十字病院を予約する。
 28日は天気はいまいち。午後まで持ってくれればいいんだが…。

 いつもより早起きしてコンビニで朝御飯を調達する。ANAウイングコレクション4が発売されたためそれの購入も目論んでいたのだがすでに売り切れていた。…地元に自分より飛行機バカがそんなにいたっけ…。

 高速を順調に巡航し、伊北で下りて有賀峠経由で諏訪に入る。通勤時間帯なのである程度の混雑は覚悟していたがあっさりと病院に到着する。
 病院のほうはこれまでと違い、検診センターなる棟ができており、そちらの3階で受付をおこなう。どこかのホテルのロビーのような感じになっておりちょっとびっくり。

 検査着に着替えて検尿後血圧、身体測定をして2階へ行き胸部X線撮影。再び3階へ戻り心電図と深視力検査、診察を行う。
 一旦受付に戻ると「次は本館の眼科と耳鼻科です…。」と館内案内図を渡されて見送られる。通常検診の人は検診棟だけで済むけど航空身体検査みたいなのはやっぱり特殊なので専門のところで対応と言うことになる。
 眼科で色盲検査や視野検査、耳鼻科では無音響室のような所での聴力検査。両方とも医師の診察が行われる。
 最後にまた検診センターに戻り、ファイルを渡すと請求書が渡されて「本館1階の会計でお願いします。」と言われる。館内移動だけで1キロは歩いたかも知れんな、これ。結果は後日郵送されて来る仕組み。


 無事に終了し、病院を出たのが11時。下諏訪の新鶴に寄って塩羊羹を買おうとしたが定休日であきらめ。
 雨も降ってきて松本空港に行こうか迷ったがエアバンドをつけるとFDAがちょうど松本RDOとコンタクト。セブンイレブンで「キムタクチャーハンむすび」を買って空港西側の駐車場に急ぐ。



雲底が低く、結構揺れているようだ。突込み気味でファイナルアプローチ。


タッチダウン。この後ライトシャワーが来たので慌てて車に引き返す。


 春休みなのでお子さん連れのお母さんたちの団体が何組かいた。飛行機を追って右往左往する子供たち、それを笑ってみてるお母さんたち。いい風景だね。
 車の中でおにぎりを食べ、出発を待つ。


プッシュバックR/W18。ターミナルの窓に垂直尾翼が写り込んでいい感じ。しかし陽炎が…。


デッキもお客さんが結構いる。滑走路に対して平行に撮影したら建物が傾いだ。


この日カメラを構えていたのは自分だけ。CAP、COP両方からお手振り。ありがとうございます!


「暇なやつもいるね~」なんて笑われてるのかな。


この日は結構暖かく、路面温度は結構上がっているようだった。逃げ水で機体の腹側が見える。


12:47 take off to CTS


ギアアップ。気をつけて~。


雲に出たり入ったり。オントップまでクライムしないと揺れは収まらないだろうな。


 自分もこれにて撤収。レーダーエコーは雨雲が接近しているようで、ヘリのフライトも無さそう。帰りは19号でのんびりと帰宅。


 帰宅後、今度は地元の病院に行く。アトピーの薬が切れたのともう一つ。恥ずかしい話、24日に湯たんぽで右足首を低温やけどしてしまったのだ。自前で対処してきたけどここ二日ひどく腫れてきたため診てもらうことにした。
 そしたら先生、アトピーのほうはそっちのけで、やけどの治療に入る。範囲は親指第一関節程度だが、やはり深いようで、完治に3ヶ月かかると宣告される。覚悟はしていたけどやっぱりかかるなぁ。アトピーのほうはいつもの薬を出してもらうだけで終了。

 結構早く終わったのでちょっと寄り道していく。


予算が通ったと言う話は聞いていたけどいつの間にかできていたヘリポート。アスファルト2層舗装、でも何となくやっつけ感があるような。


 さて、関係書類を集めて早く申請しないと格納庫開きに間に合わない。早く検査結果が届きますように。
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