今回の台風はすごかった。心なしかここ数日頭痛など調子が悪く、気圧の影響を受けていたかもしれない。私は多摩川の近くで育ち、故郷を懐かしむときも河川敷の景色がまず出てくるような感じである。河川敷のグラウンドが呑まれるくらいはよくあることだが、避難勧告等が出されるのは生まれて初めてのことで、我が身のことのように心配であった。昨日はずっと自宅で動かず、テレビはつけっぱなし、ヤフーのリアルタイム検索で河川の状況等の写真を辿っていた。同じ氾濫でも、千曲川のように破堤の場合は続々と水が流れ込むので甚大な被害になり、心が痛む。今もスポーツの試合やテレビ番組が通常に戻っていることに違和感がある。
Twitterは情報収集によいが、その後の議論には党派的な偏見から決めつけるようなものが多くて向いていないと感じた。河川法によれば指定区間以外の一級河川は国交大臣、一級河川の指定区間と二級河川が都道府県知事が管理者で、多摩川や千曲川のような大河川は国交大臣である。河川整備基本方針を策定し、河川整備計画や河川維持管理計画を定めることとなっており、計画流量や整備の状況等がわかる。このような基本的な情報を読解してから物事を考えるのがよいだろう。