平日プレイ禁止の約束を破ったとしてNintendo Switch3台壊した親のことが話題になっている。数年前にもタレントがニンテンドーDSをバキバキにしたことが話題になっていた。これをみて思うのは、1日1時間とか、休日だけとか、家庭内ルールそれ自体がゲームの性質や実態に合ってないということである。ゲームのことに全く興味がなく、何の価値も見出だしておらず、仕方なくさせている親というのが丸わかりだ。買って始めたばかりの頃はのめり込むのは当然で、1日1時間で止められるようにゲームは作られていない。当然のことを無理に抑えるのは副作用がある。学校行事、習い事その他のスケジュールなどを見渡し、買う時期や落ち着くまでの期間を考え、話し合って決める。友達より先に強くなって得意になる体験をするのがいいものか、気楽に友達とワイワイ集まって楽しむ体験をさせるくらいでいいとか、そのゲームの楽しみ方に合わせて決めていく。それが合理的な自制心を育んでいく。数十年後、いま刑事事件で話題になっているように、プラモデルを壊された、みたいに語られることがないことを祈る。