相談を受けるときに、だまされ続けるのもよいという講話を拝聴したことがあります
なんか支離滅裂だなあ、よくわからない話だと感じても
誠心誠意、疑わず懸命に傾聴していると
「これ以上、あなたに嘘がつけないよ~」という日が来るのだそうです。
そのときこそ、真にこころを開いてくれた瞬間かもしれません。
初対面の相手に、大切な話ができるわけがありません。
「そんなことでどうするの?」なんて叱られそうな気がして 防衛するのは当然のこと。
だから、嘘でもよし、嘘でなくてもよし。
悩みはご本人が、ご自分で解決してゆけるものですから
サポーターは、右へ行くといえば右へ 左へ行くといえば左についてゆくのみ・・・
信頼関係ができ求められれば、必要なものを提供いたします。
だまされてなんぼ と思えるようになるには、法律やマナーに違反していなければ、
必要なときに私は嘘をついてよい。 同様に あなたも嘘をついてよい。
嘘をついても人間の値打ちはかわらない。という価値観を持ちます。
目標を立てるとき、半分は嘘かもしれない(やる気がないという意味で)
ところが「~を達成する」という大風呂敷が、思いがけず実現してしまうことがあります。
自信がないとき、孤独なとき、不安で眠れないとき
「私には能力がそなわっている」「私は愛されている」と自己暗示をかけるときも
半分は嘘だと感じています。
それでも、50%の肯定感が それ以上落ち込むのをとどめてくれるので 嘘も大歓迎ですね
嘘は真 真は嘘の、わかったようでわからない状態は その境界を追求しようがありません。
嘘を悪いものだと捉えなければ、苦痛は減じます。
その瞬間は真でも、時間がたてば嘘になる場合も
(例)「Aさんこそ最高にすばらしい」→やがて、Aさんより素晴らしい人に出会います
その瞬間は嘘でも、時間がたてば真になる場合も
(例)「こうみえて逆境には強いほうです」→明るさが協力者を呼び、解決に向かうことでしょう
苦しくない範囲の 見栄っ張りや 意地っ張りで、私はトラブルを乗り越えてきました。
同様に、周囲の人々のそういうところも理解して、サポートしたいと思っています。