PURPLE DOT(別館)

超個人的備忘ログです。
不定期更新、記憶曖昧、自分にしかわからない記述多々。
ただの参考記録です、ご寛恕ください。

肯定されたかったんだよ

2022-08-21 01:11:21 | 雑記とか
なりきりができない。

こんな状況が何年も続くだなんて想像もしなかった。
いや、したくなかった。
もう二度とそんなことはできないという可能性もある、と「想定」はしていた。
でも「覚悟」はできなかった。
(自分で書いといてなんだけど、この心の動きはちょっと防災の面でも参考になるかもな…あくまで自分の心の中でだけど)
そんな覚悟なんてできる訳ないじゃないか。
なりきりこそ、自分が「ここにいていいんだ」と思わせてくれてくれる最上位のものなんだから。

彼等の歌から受け取っていたものは圧倒的な肯定だったんだと思う。
「ありがとう」と言われて「こっちこそだよ」と思ってはいたが、実際のところ、嬉しくなかった訳がなく。
だけど今の状況で「声が出せない中だけど充分嬉しかった、ありがとう」と言われるとどうにも複雑な自分がいて。

いや一緒に歌ってこそでしょ、と。

とてもタイミングが良いことに、つい最近某チコちゃんでファンになる心理は「自分はこれでいいんだ」と強く思うことができるから、というようなことを言っていた。
交流する仲間もできるからとかなんとか…その辺は見てわかる通り全くいないが。
そんな自分でも「これからも歌ってておくれよ」という気持ちが乗ったらいいな、いや乗ってくれと思いながら会場全体で歌うなりきりの心地良さは筆舌に尽くし難いと思っている。
なりきりは自分を全肯定してくれるもの。
自分の骨に髄に、そう染み付いてしまっていたのだ。
なんなら一時期アカペラにもちょっとだけ手を出したくらいで…今となっては、どこからも声が掛かることはないが。

だからずっと満たされることがなく、いつまでもこうして病んでいるんだろう。
その病みに即効で覿面なのは「諦めること」と言う人もいるかもしれない。
でもそれすらだめだった。
それがない未来を歩いていく選択肢もあったけれど、心の根っこと言うべきなのか、そこにまで行き渡るものがなくて。

だから、自分を救ってくれるものはなりきりでしかなかったのだ。

それがはっきりした時には手の中から零れ落ちているなんて皮肉だな。
何が言いたかったか分からなくなりつつあるが、結局わたしは肯定されたかったんだよ。
ゴスの歌を、ハーモニーを直に感じて、こっちからも歌を返すことがゆるされたことで肯定されたかった。
この気持ちの行き場がなくてどうしたらいいかいまだに分からない。
生きることを諦めきれずに彷徨うゾンビみたいだな。
コメント
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