JR四国の主力特急気動車2000系の後継として開発された2600系。
2000系の制御付き自然振子式から空気ばね車体傾斜システム採用となりました。
先行生産車として2両編成2本計4両が登場し各路線での試験走行を行いましたがその結果、急曲線が
連続する土讃線において空気ばね制御に用いる空気容量の確保に課題があることが判明し急遽
旧来の制御付き自然振子式を用いて再設計により2700系が誕生したのは有名な話ですね。
2000系のダイナミックな走りに感銘を受けて2000系のファンでもある私にとって
制御付き自然振子式を用いた新型形式2700系との初体面は楽しみの一つでした。
登場年の昨年はその思いを果たす事が出来ませんでしたが年が明けて
ようやくその思いを果たす事が出来ました。
Panasonic LUMIX DMC-G8+LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.
Avモード f5.6 1/250sec ISO3200 (92mm)
2700系が運用に入っている『南風』をネットで調べ該当列車を待ちましたが天候はドンドンと悪化!
御覧の様に撮影時には雨が降って来る有様でした。
ISOは3200ですがそれでも1/250secが精一杯!
こういう時は高感度特性に優れたラージフォーマットのセンサーを持つカメラが羨ましいですが
何とか納得出来る画質で記録出来たのは幸いです。
翌日となる今日、再度出撃しました。
詳しく検証していませんが通常、南風運用に入る2700系は1編成が行ったり来たりなんでしょうか?
運用本数が限られていますので望む場所で望む光線状況で撮れるとは限りません。
朝は撮影地付近を7:30頃通過するのですが日の出は6:50頃で朝から曇っていたので
昨日より状況は更に悪いです。
ここは腹を括って流し撮り併用で挑みました。
Panasonic LUMIX DMC-G8+LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.
Avモード f4.9 1/50sec ISO1600 (40mm)
絞り開放で1/50sec。これでは列車はブレて止まりませんので若干流し気味に列車を
追いかけてて僅かにズーミングしながら撮影。
振り子を効かせてダイナミックなフォームで曲線を抜ける2700系を何とか捉えました。
最後は何とか青空をバックにした2700系を捕獲する事が出来ました。
Panasonic LUMIX DMC-G8+LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.
Avモード f5.0 1/2000sec ISO500 (24mm)
好天下で初めて2700系を見ましたが2600系よりも車体断面では裾絞りが大きくなり屋根高さも
低くなった事で先輩2000系よりも曲線を素早く駆け抜けるアスリート体系に磨きがかかったような感じです。
今回は3連編成との遭遇でしたがもう少し長い編成で駆け抜ける2700系を見てみたいものです。