3月17日のダイヤ改正で小田急ロマンスカーの10000形 HiSE・20000形 RSEが引退するそうです。
でも、関西に住む私にとって余り馴染みの無い小田急電鉄ですがむしろ気になるのは7000形 LSEの方ですね。
過去乗った事のあるSSE・NSEのイメージを引き継ぐ旧塗装のLSEをブログリンク頂いている
kitayama7aさんのブログの写真で見てから「廃車になる前に1度見に行きたい!」と言う気持ちがぐつぐつ沸いていたからです。
皮肉な事に後輩であるHiSE・RSEが先に消えてしまう事になりましたがLSEもいつ消えてもおかしくないですからね。
なかなか関東に行く機会も無い私にとって今回の訪れた撮影の機会はありがたいものとなりました。
今回は自由になる時間も短く、撮影ポイントどころか土地勘も無いのでとにかくLSE、出来れば旧塗装編成を
カメラに納めれば良し!という気持ちで駅撮りを敢行すべくある駅でLSEを待ちました。
kitayama7aさんから当日の運用が分かるサイトを教えて頂いてましたのでLSE車の運用は把握出来たのですが
塗装の新旧までは分かりません。前日に首都圏は降雪が有り線路脇にはまだ若干の雪が残っています。
残念ながら先程まで僅かに有った陽射しも無くなりLSEが通過する時刻になるとかなり暗くなりました。
カメラの感度をISO800に上げLSEを待ちます。「旧塗装編成、来い!」
PENTAX K-5+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
マニュアル 1/640sec f7.1 ISO800 (300mm)
現れたLSEは新塗装となる編成でした。HiSEと同じイメージで過去に小田原や箱根湯元で見かけた事の有るカラーですが
久しぶりに見る11両連接車の流麗なスタイルは素晴らしいですね。
過密なダイヤの影響が有る様で想像よりも遥かに遅い速度で通過しましたので1/640secでしっかり写りました。
LSEのスタイルに見惚れた後は上り列車の運用に入るLSEを待ちながら他の系列を撮影しました。
時刻表によるとこの上りLSEはこの駅に停車する『さがみ』の運用に入っています。
上り『さがみ』の到着を告げるアナウンスが下り線ホームに居る私にも聞こえます。
「来、来た~!」。
PENTAX K-5+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
マニュアル 1/500sec f7.1 ISO1250 (300mm)
待ち望んでいた旧塗装の編成です。懐かしい色ですがこれこそ私にとっては小田急ロマンスカーのイメージそのものなんです。
先程よりも更に曇りましたのでカメラの感度もISO1250という数字に合わせていましたが流石!高感度の写りに定評の有るK-5です。
今まで使っていたK-x・K-rも結構高感度に強いと思っていましたがK-5の方が画素数が更に多いのにもかかわらず上手の様です。
PENTAX K-5+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
マニュアル 1/500sec f7.1 ISO1250 (300mm)
新宿へ向かい発車した『さがみ』を後ろから撮影。「タタッ・・・タタッ・・タタッ・・タタッ・」というジョイント音が
小田急ロマンスカーらしさをアピールします。
EXEやMSEという普通の2軸ボギー台車の特急車も存在しますが小田急と言えば連接車のイメージが強いです。
せっかく会えた旧塗装のLSE。出来れば正面からの写真も欲しいので時刻表で確認すると折り返しの下りを
撮影しても時間的には何とか都合が付きそうなので待ちました。その間に小田急のフラッグトレインVSEや
春には消えるRSEも見る事が出きました。
PENTAX K-5+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
マニュアル 1/500sec f7.1 ISO1600 (300mm)
初めて見るRSE20000形です。小田急ロマンスカーのイメージとは少しかけ離れた気がしますがハイデッカー+ダブルデッカーの
編成はとても美しく、この春で消えてしまうとは思えません。
長野電鉄へ譲渡されたHiSEの様にこのRSEも何処か活躍する場所は無いのでしょうか?
この写真ではISO感度を更に上げていますが充分に良好な写りだと個人的には思います。
PENTAX K-5+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
マニュアル 1/320sec f7.1 ISO800 (300mm) ※トリミング適用
新宿から折り返してきたLSEが到着です。『さがみ』運用なので通過線からホームへ分岐してこちらへやって来ます。
BIGMAなら500mmの威力炸裂といった所ですが今回1本だけ持参した70-300では焦点距離が足りず
トリミングでの対応となりました。
PENTAX K-5+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
マニュアル 1/125sec f5.6 ISO800 (170mm)
LSEが駅に到着すると同時に雪が舞い降りて来ました。
出来るならこのまま西へ向かい、小田原より先の箱根方面で雪景色とLSEを絡めて撮影したいのですが
残念ながら今回はLSEとここでお別れです。
抵抗制御+直流モーターの今となっては少々時代を感じさせる音色を響かせてLSEは去って行きました。
その姿を見送りながらLSEが消えるその時までに出来ればもう一度LSEの撮影に行きたいと思います。
富士急行ですか?変わった電車が多い所なのでぴったりかも知れませんね。
私達の小さな頃はフィルムカメラでフィルムの購入、現像・プリントと高く付きましたので
1枚1枚気合を入れて撮ってましたよね?
出来上がったプリントを見る時のドキドキ感も懐かしいです。
今のデジカメはすぐ画像が確認出来るし初期投資が終われば非常に安価に写真が楽しめます。
味気無いと言えばそれまでですが出来ればこれからはずっとデジカメで
手軽に安価に写真を楽しみたいと思います。
当時、駄菓子屋でシールプリントを買ったりしました(笑)
LSE旧塗装車や国鉄特急色を撮影すると、たしかに子供の頃のワクワクした気持ちが蘇りますね。
僕の場合はブルートレインブームで上野や東京駅でワクワクしながら撮影したことを思い出します。
話が飛びますが、昨日ネットを徘徊して知ったのですが、RSE車どうやら富士急行が導入を検討しているようですよ。
個人的には幼い頃から私鉄界では東の小田急ロマンスカーと西の近鉄特急と思ってましたので
どこかで憧れに近い気持ちをずっと抱いていたのだと思います。
当時はNSE3100形でしたがそのイメージを継承したLSEの旧塗装編成に出会った時に
私の心は少年に戻っていました。
この歳で鉄道車両にこんな気持ちで接する事が出来るなんて少し恥ずかしいけど
正直嬉しい気もします。
出来ればずっとこんな気持ちを忘れずにいたいと思いました。
今回は午後からの撮影想定していましたので下り列車を駅から狙う!と決めてましたので
とにかく下りの急行の最後部から新宿方面を向いたままロケハン?してました。
ここだ!と思ったのがこの駅でした。
今回は時間の制約からとにかくLSEの旧塗装が見れればと思っていたので願いは叶いました。
写真自体は平凡なものですがバラエティー豊かな小田急ロマンスカー達を
自分のカメラに納められただけで楽しかったです。
昔、私の少年時代にはスーパーカーブームと言うのが有り夢中で写真を撮ったものでしたが
その頃を思い出しました。
是非またじっくりと撮影したいものです。
そして bigwest_1965 さんらしい迫力ある撮影技法。
ロマンスカーというネーミングも良いですし、優雅な車体と奇麗に磨かれた奇麗さといい、
おもてなしを大事にする鉄道会社だと言えますね。
地元近鉄とも引けを取らないと思いました。
とても思い入れを持って撮影される bigwest_1965 さんのキラキラ光る瞳が映り込んでいるようです。
それにしても、列車の中からも、しっかりと撮影されていますね。
前面展望での動画撮影も良さそうですね。
当日は雪の影響で午前のロマンスカーが運休になっていて
海老名の車庫で二度寝を決め込むLSE旧塗装車をチラ見しながら心配していましたが、
午後は平常どおりの運転に戻ったようですね。
お目当ての旧塗装車にも会えたようで何よりです。
慣れない場所とは言え、正面からのカットはbigwestさんらしい良い仕上がりですね!
この撮影場所は以前ネットで見たことが有り撮影したいと思っていました。
しかし、どの駅なのか解らず謎だったのですが、
今回bigwestさんの記事を読んで解りました。
思いっきり灯台下暗しでした(笑)
次回は伝家の宝刀BIGMAを携えての遠征、期待してますね!