昨年の『雷鳥』に続き今年も『日本海』という大物列車が消滅します。
3月のダイヤ改正以降『日本海』は臨時列車として残るそうですがB寝台のみの6両編成での運行との事で何とも寂しい話です。
私にとって馴染みの有った関西対九州の寝台列車は既に消滅しておりもう乗る事も撮る事も出来ませんが
この『日本海』は唯一、身近に残るブルートレインなので今回の定期列車からの撤退は寂しく感じます。
有名な撮影ポイントで『日本海』の姿をしっかりとカメラに納める事が出来れば良いのですが
そんな場所ではどうしても嫌な思いや不快な思いをする事も多く、私としては静かに『日本海』を見送りたいと思います。
PENTAX K-5+SIGMA APO 50-500 F4.5-6.3 DG OS HSM
マニュアル 1/500sec f8 ISO3200 (500mm)
雨の降る高架線を走る『日本海』。
運転停車駅を発車した後ですがEF81 107号機はモーターの唸りも高らかに下り勾配を一気に加速して行きます。
自然溢れる景色と『日本海』を絡めれば素晴らしい写真が撮れると思いますが
架線柱の連なるこんな高架区間での撮影も記録としては良いのでは?なんて思います。
でも臨時『日本海』の6両編成だとこんな圧縮撮りをすればさっぱり絵にならないでしょうね。
雨の暗い状況で今までだと撮影を躊躇するケースですがK-5のISO3200はしっかりと『日本海』を捉えてくれました。
PENTAX K-5+SIGMA APO 50-500 F4.5-6.3 DG OS HSM
マニュアル 1/500sec f8 ISO3200 (290mm)
「シャーッ」というスラブ軌道独特の高周波音が響く中、カニ24から漏れる低音を聞きながら『日本海』を見送りました。
ISO3200でこれだけノイズフリーなんて流石K-5ですね。
日本海の定期運行が終わると関西のブルトレは全て消滅することになりますね。
北陸路線でも2便あった日本海、繁忙期に走っていた急行あおもりなど
たくさんの便がありましたが、それがゼロになってしまうのは寂しいですね。
私はまだ見送る場所を決めていませんが、最後の撮り納めはしておきたいと思います。
寝台・夜行・客車という3要素が消えるという意味で寂しさは本当に大きいですね。
あと僅かな時間となりますが少しでもその姿を自分の眼に焼き付けカメラに納めたいです。
K-5ですがAPS-C機としては高感度使用時の写りはとても優秀な部類だと思います。
もちろん拡大すればアラは有りますが一般的な用途ではISO3200までなら充分だと感じます。
高架区間とは言え日本海らしさを感じさせてくれる写真ですね。
やはり冬の日本海縦貫列車ということで、
天気が良くない方が雰囲気が出るのかも知れませんね。
僕の Mark III はノイズリダクションを切って ISO1600上限くらいまでにして、後はシャッター速度を落とす。
こんな方法でしのいでいます。
BIGMAも多少はヘッドライトのゴーストを発生していますが、サンヨンと同等かそれ以下なので安心して
使えますね。
この時期ですから、撮る場所は開拓するか、GO EAST しかありませんね。
ただ、久々に再会したい方々がおりますので、定番撮影地に覚悟を決めて乗り込む手も有りです。
仰るとおりピーカンの順光で綺麗に撮るのももちろん良いのですが長距離を走る寝台列車は
天気が悪かったり明かりが不足している様な状況の方が『らしい』感じが増して良いと思います。
本当はもっと「北」・「東」へ向かって撮りたいと思うのですが体力・財力・時間が
思い切り不足していますので近場で色んな「日本海」を撮影したいと思います。
カメラ雑誌等でK-5の高感度の評判は目にしていましたが本当でした。
カメラのNRの設定はオートでRAW現像はPENTAXの付属ソフトで行っています。
恐らくNR弱相当での処理だと思いますがNR OFFでもカラーノイズは少なく輝度ノイズも
完璧に消す方向では無くて解像感を残す様な味付けみたいです。
高感度での描写はデジ物ですからやはり新しい方がどうしても有利ですね。
ゴーストもサンヨンよりは軽度かも知れませんね
。キヤノンのサンヨンは結構派手なゴーストが出易いですから。
take44さんのような素晴らしいカットは望むべくも無いですが私なりに残り少ない時間ですが
定期日本海の活躍を自分なりに撮りたいと思います。