(前編)より
「吹屋」へ移動します。
【江戸時代中期頃より、銅山を中心とする鉱山町へと発展。幕末頃から明治時代にかけては、銅鉱とともに硫化鉄鉱石を酸化・還元させて人造的に製造したベンガラ(酸化第二鉄)における日本唯一の巨大産地として繁栄を極めた】
ベンガラとは、染料や塗装材です。"漆器の内側の朱色"がソレです。右の家屋が「旧片山家住宅」です。
板の赤い塗料がベンガラです。
「旧片山家住宅(重文)」は、江戸時代から続くベンガラの老舗でした。2枚目の画像、奥が店先で左の急な階段は女中部屋に続きます。
奥はベンガラ(弁柄)工場です。酸化鉄を熱して作成します。今でも建屋に赤い粉が残っています。こんなものを長年吸引したら肺の病気になりそう。
郭みたいな格子戸は乾燥させる所かな?
昼飯は蕎麦にしました。薄いゴマ味な汁でした。
津山城跡へ。宿のある三朝温泉への途中なのです。備中櫓はH17年に完成したばかりです。
敷地面積が巨大です。、広島城の76棟、姫路城61棟をしのぐ77棟の櫓が建ち並んでいました。2枚目の画像は天守の外側を石垣が囲んでいるのが分かります。
天守台です。天守には地下から入りました。
規模は姫路城に近い程でした。文化庁のサイトからの空撮画像です。 そして津山瓦版に津山城の画像があります。
人形峠には残雪があって寒かった。
宿は「三朝温泉(みささおんせん) 万翆楼」 素泊まり 8,000円 事前検索では塩素消毒な宿が多かったのですが、ココは源泉掛け流しでした。しかし1:00でCLOSEでした。珍しいラドン温泉とのこと。僅かにヌルヌル、ほぼ無味無臭でした。
障子を開けると屋根です。椅子とテーブルSETはありません。
橋の向こうの茶色い宿が万翆楼です。良い位置にあります。この像は映画のワンシーンだそうです。
橋の下の温泉に入っている人も居ました。まる見えです。この天気予報では山沿いは雪ですね~
「白兎神社」です。因幡の白ウサギです。画像の右端の階段が神社へ続きます。2枚目の画像の白い石には「縁」の赤字が書いてありました。
階段の下で売っていた餅です。モチモチ餡入りで美味かったです。150円
おみくじも可愛い。ここは海岸沿いなので雪も大丈夫です。
そのまま道なりに進んで「鳥取砂丘」です。2012年以来です。展望台の標識に従って登ったら×でした。見えん。
冬でも人が多いのです。中国人も多かった。
高速で足柄SAまで650km。東名横浜の事故渋滞で三島からノロノロでした。大井松田ー秦野中井以外は渋滞マークです。体調が悪く途中で1時間程休んだのですが今一歩です。雪も降って来たので宿泊に決定。SA内のホテルは休前日6,500円でした。土日は事故が多いのですよね。
出発遅れで結局2泊も無駄に増えてしまいました。おでんはダイコンとツミレが美味かったけどね。5:30に外に出たら凍っていて駄目でした。写真は7:30の出発時のものです。
全行程 1,760kmでした。現存12天守、制覇しました♪