ターボ車は、太いマフラーで燃調を合わせれば良いと云われます。私の経験でも同じように感じます。
しかし、抜けの良いマフラーは音も大きくなります。細くても触媒とサイレンサーが無ければ抜けます。昔はS13に触媒ストレートが流行りました(笑)。
32Rはフロントパイプ100mm、マフラー95mmでした。低中速チューンで370PS弱 トルク40kでした。
ギャランはフロントパイプ70mm、マフラー60mmで約300PS 43kです。MIVEC(可変バルブ)で低速が稼ぎやすいので上も犠牲になりません。1.5kという高ブーストで高回転域では黒煙を吐きます。濃い目の燃調で冷却している訳ですね。
32Rよりレスポンスが悪く、サーキットで無茶に酷使すれば「排気温度警告」が点きます。機械式6連スロットルと電スロの差もありますが、「マフラーが静かで抜けが悪い」のも原因です。「排気温度警告」は、エンジンの温度も上げますので注意が必要です。
しかし、70-60mmと細くて静かなマフラーで300PS 43kも出せるのです。2000rpmで22k、2500で30k、3300rpmでMAXトルクです。
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ジムニーのマフラーにはフロントパイプも含めて、60mmや80mmまでが市販されています。総じて煩いマフラーが多く、「少しでも速く」に特化しています。純正は38mmです。
今回、センターパイプのみ42.6⇒50mmに換えましたが変化はありませんでした。フロントパイプは48mm(内径46弱)です。フロントからリヤに向って細くなっても大差ないようです。
サイレンサーはリヤ寄りにある方が良いと云えます。
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ジムニーのサイレンサーは元々リヤですが、コペンはフロント&センターに2個です。
静かなマフラーはHKSとコージーライツの2社。ともにセンターに大型サイレンサーです。リヤのスペースが少ないのです。今回は80dbと静かなコージーライツを中古で入手しました。
(50mmフロントパイプ)+(50mmセンターパイプ+
大型サイレンサー)+(50mmリヤマフラー)・・・コージーライツ
(50mmフロントパイプ)+(50mmセンターパイプ)+(50mmリヤマフラー+
小型サイレンサー)・・・現状
サイレンサーが大きくなって静かになりました。そして
「抜け」も悪くなりました。でも良いフィーリングとなりました。
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☆ 3000rpm以下に力が戻った。5500-6000の息継ぎがほぼ消えたが、全体的にパワー&レスポンスが落ちました。
☆ 吊るしのECUは、ノーマルに近い補正。大型サイレンサーによる消音抵抗は、50mmパイプと加工触媒で吸収できたようです。
「吊るしECU」なら、控え目のチューンでも良いってことかな。