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あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

ダイナーヴォイニッチ「ご注文は人工衛星ですか?第2期」を聞いてきました☆2

2015-12-24 | from:sachiaki
いええええええええええええええい!!!!
めりぃいぃいぃいいいぃいぃぃぃくりすまあぁああぁあぁっす!!!!

私のツイッタータイムラインではサンタが「ウィーウィッシュ ア メイリークリスマス!」って
歌いながら殴り掛かってくる漫画のページが何度も流れてきているYO☆
みんなそんな呪詛ばっかり呟いているとサンタさんが来てくれないぞ!




サンタって恋人のことらしいけどなぁ!

と、無駄に煽りまくって嫌な気持ちにさせたところでこんばんは。
お仕事終わらないよぉ、と半泣きしているsachiakiです。

おびおさんがこちらの日記をツイートしてくれたので
うっかりのぞきに来てしまった人…本当にすみません。

このまま小休止後の話を書かないでいてもアレなので、サクッと進めてしまおうと思います。

ダイナーヴォイニッチの後半は「ヴォイニッチの科学書サイエンスアワード2015」でした。
第10位から上位へ順々に発表されていきましたよ~。

第10位:人生のすべてを記憶する人々
これ、いわゆる見ていているものを無意識に写真的に覚えている
”フォトグラフィックメモリー”と呼ばれているものとは違う上に、
サヴァン症候群に見られるような完璧にものごとを覚えているものとも違い
どうやら覚えてはいるものの、間違えたりとかしているようで
こういった記憶力というものがなんだか分かっていないそうなのです。
しかもこの能力を持っている人は全米でも数名だけ。
文字を持たなかった歴史伝承者たちはこういう能力があったのではないか?と考えられているそうだよ。
参考>"人間カレンダー" ― 全人生を記憶する女

第9位:横目でみればよいものをどうして人はエネルギーを使って顔を横に向けるのか
こちらは東北大学の研究だそうで「人が横目でものを見ようとしない理由を発見」とありました。
顔を動かすというエネルギーを使ってまで、横目ではなく正面からものを見ようとする理由を発見した
ということですが、どうも横目でものを見ると観察がうまくできなくなり、脳が疲れてしまうそうなのですね。
そういえば私も仕事上写真をズラズラと見続けることが多いけれど、
横位置の画像で「あ!可愛い」って縦にしてみたら「わぁ↓」ということがあったり
またその逆もあったりするので、人間の視覚の情報処理ってアテにならないんだなぁって思ったりです。
あれ?これはまた別の話だったりするのかしらw
参考>人が横目でものを見ようとしない理由を発見

第8位:ネコはどこから来たのか
結論からいうと一万年前に中東に住んでいたリビアヤマネコが起源みたいなのだけど
そのネコ(イエネコ)がどうやって世界中に移動していったのか、というものの発見の仕方が秀逸でした。
それはネコの遺伝子の中に潜むウィルスの遺伝で追跡できそうだってこと。
ウィルスの中には「レトロウィルス」というものがあり、この場合の「レトロ」は「逆」という意味を持ち
自分(ウィルス)の遺伝子を宿主の遺伝子の中に組み込むことができるんだって!
レトロウィルスが生殖細胞に感染すると宿主の生殖活動により
ウィルスの遺伝子も子孫に受け継がれていくんだって。
だから今のネコに感染したウィルスの遺伝子を解析していくと移動経路が予測できるんじゃないかってことみたい。
移動の経路を知りたいってことでも、色んなアプローチがあるんだって驚いちゃうね!
参考>感染性レトロウイルスの度重なるネコゲノムへの侵略
第7位:全球凍結は生への飽くなき探求だった
絶滅期に生き延びた生命のおかげで進化は促されて行ったってことなのかなーとか
思ったんだけど、メモするより先に話が流れてしまってアヒャってなったw
参考>大気中の酸素は全球凍結イベントによってもたらされた!?
これのことだったのかなぁ…ぼんやりと聞いていたらイケないってことですね(^^;

第6位:完全な光学迷彩を実現するメタマテリアルを用いる理論の発見
学迷彩は、光を自在に曲げる装置を設計、開発することで、
物体や人を光学的に見えなくする技術ということらしいけれど、
今まで作られていた光学迷彩装置は向かってくる光を迂回させることで、
装置自体を見えなくすることはできても、装置内に入射する光がなく、
装置内からは外部を見ることができなかったんだって!
つまり外から見られないけれど、内側からも外が見えない!ギャフン!
というわけで、メタマテリアルと呼ばれる人工素材が注目されていて、特異な光学性質を用いた透明マントみたいなものを研究しているんだって!
くるぞ攻殻機動隊の時代!いや、でも軍事にはあまり使って欲しくないなぁ。(個人的な感想としては)
参考>非対称な光学迷彩装置を理論的に実証

第5位:飲む目薬の研究開発
目の難病と呼ばれる「加齢黄斑変性」の治療薬の開発をアキュセラ社が挑んでいるというものでした。
えぇ、私個人の話をさせて頂くと、この研究をされている窪田良さんのツイッターに
私のダイナーヴォイニッチの呟きが拾われていて、RTされていることを今知って戦慄しています…。
まぁ大した影響はないはずなので放置。
この研究が進んでいけば、将来近眼も目薬で治せるかも!?なんて話もしていたので
レーザーなども宛てずに済むなら失明をしなくて済む手術を恐れずに済むので
できるだけ速やかに臨床試験もパスされると良いなぁって思いました。
参考>目の難病 加齢黄斑変性の治療薬開発 神戸出身の眼科医
IPO社長会見 アキュセラ・インク(4589) ドライ型加齢黄斑変性の飲み薬 市場規模8兆円

っと、5位まで書いてずいぶん長くなってしまった。
続きはまた明日☆
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ダイナーヴォイニッチ「ご注文は人工衛星ですか?第2期」を聞いてきました☆

2015-12-24 | from:sachiaki
いやぁ年末ですなぁ。
月曜日に仕事の山を越え、よーしあとは消化仕事だぞー
なんてことを思っていたのも束の間、なにげに新年に跨ぐお仕事もちょこちょこと頂いていて(ありがたい!)
気合を入れ直さないと!って思っていたのに、本日はずっと休日モードでいたsachiakiです。

だって、今日はずっと先月末から楽しみにしていたダイナーヴォイニッチの日だったんだもん☆
ずっとずっと追いかけ続けている「ヴォイニッチの科学書」のトークイベントがある日は
なんだか朝からソワソワするもんですよ。

そんなわけで、ワクワクそわそわしながら阿佐ヶ谷のLOFT Aに着くと本日の看板が。

高まる~☆
この階段を降りると会場なんですよね。いい席に座れるといいなぁ。

なんて思っていたら、なんと最前の方はみんな避けているの座れそうな席がけっこうある!
珍しく開場して割とすぐに到着できたのも良かったのかも!?
ウホウホしながら席に着いて、公演スタートまでに流れている科学の小ネタの画面を見ていたら
思わず誰かと喋りたくて仕方ないネタがあったので、さっそく隣に座っていたお兄さんに無理やり話しかけ
驚かれているのも引かずに喋ってみたら、けっこう乗ってくれて
その後も気になるネタが出てきた時は会話ができたからボッチで行っても楽しかったですw
(こんな前髪が緑色の変なのに話しかけられて本当にビビッただろうなぁ…今更だけど兄さんごめんよ)

そんなわけでスタート前から楽しませてもらっていた今回の「ご注文は人工衛星ですか?第2期」は
人工衛星とタイトルに入っている通り、前半はずっと人工衛星の話しでした。

いきなりチャンドラX線観測衛星の話しから入り、なんで筒状の長い形をしているのか?
なんて話しは疑問にも思ったことがなかったので、
X線というのは通常の鏡表面を通り抜けてしまって焦点を絞ることもできず観測できないから
反射をさせるために鏡を浅い入射角にして焦点を絞ってるっていうのが、すごくすごく面白かった。
さらに焦点距離を取るために筒の代わりにトラス状にしたX線宇宙望遠鏡のNuSTARは
トラス構造をしているので打ち上げ時は折りたたまれていたんだ、とかね。
いろんな創意工夫がみられるからデカい構造物って人類の知恵の結晶なんだなぁと
思わずため息が出てしまうですよ。
そうそう、宇宙観測はNASAにばかりお株を奪われているようですけれど
日本だって負けてませんよ。
2016年2月12日はX線天文衛星アストロHが打ち上げられます。
こいつはX線を捉える検出器が4つも搭載されているそうで、それぞれの観測結果で
暗黒物質があるだろう周辺を観察して宇宙の成り立ちが少しでも分かるのか、
ブラックホールの近くではどれくらい時空がゆがんでいるのかなどが分かるかも?だって。
期待が高まっちゃいますね!

それから宇宙天気予報の話しも現実味を帯びて「ウオオオ!」となった案件だったり。
今まではオーロラって綺麗だなぁーって程度にしか思っていなかった磁気嵐のことも
人工衛星を扱う分野では一大事。
磁気が乱れるのだから通信をする分野、携帯電話やネット、GPSなど
もう生活の中に組み込まれてしまった様々なところにダメージが出ることを考えると
磁気嵐がいつどこで起こるか分かるようにするのは急務なんだろうなぁって思う。

さらにもっと怖いのは太陽フレアですよ。
参考>NASAが撮影した巨大な太陽フレア


太陽という灼熱の星から飛び出す炎の柱がいつどのタイミングで発生するか分からないと
今後宇宙で作業する人が増えていったりした時、
船外活動をしている最中にあんな炎の塊が近づいてきたらどうすることもできないものね…
というわけで、宇宙天気予報衛星DSCOVERが出す6分前の予報というのは
今後さらに需要が増していくのだろうな~と思ったりです。

それからARM。
名前の通りアーム=腕ってことなのかな。
目的対象物に着陸してアームを伸ばして地表の鉱物を採取してくるっていうもの。
宇宙にある鉱物にはレアメタルが多かったり、
地球上では貴重なダイアモンドなどの貴金属や重金属も多く期待できるとかで
宇宙に打ち上げる人口衛星の予算よりも、採掘したもので採算が取れるというから
小さな衛星くらいは引っ張ってきちゃおうという力技がなんとも西欧っぽいなーと思ったり。
 宇宙も自然だから、そんな強引なことしちゃうと引力とかいろんな問題を引き起こすんじゃないの?
 なんて素人ながらに考えてしまったりです(;´ω`)


あとは人工衛星の予算を抑えるために部品のOEM化や、
宇宙開発とは別分野であるキャノンのレンズが入ってきたり
小コストで実用的なことを増やしていこうという意欲が感じられ
農業、鉱業、防災にどんな風に役立っていくのかが楽しみです♪

またハッブル宇宙望遠鏡が観測して分かった、
アンドロメダ銀河が時速40万2000kmで私たちのいる天の川銀河に接近しているって話しも
あんまりに壮大で想像もつかないやーって思ったけれど、
銀河同士が衝突するまでのシミュレーションをおびおさんが作ってくれていて
夜空がどんな景色になるのか、ほんの少し分かった気がしました。
39億年後にはお互いの銀河の端っこ同士が衝突し、潮汐力で歪みポツポツと見える赤い光は
まさに新しい星がそこから誕生しているとか、超胸アツ!!!!
そして51年後にはさらに銀河同士が混ざり合って夜空はほとんど白っぽくなり
驚くほどの白さ!とばかりに眩しく、70億年後には新たな楕円銀河が誕生するっていうんだもの
壮大すぎてわけわかめな上に、その頃宇宙を見上げる人がいたらきっと夜空が暗いものだという概念はないだろうね、
という話にもふええええーと驚くばかりでした。
(そんなSFの話があったというので、その話も読んでみたいなって思いました)

他にもラビアンローズだったり、はやぶさ2だったり、金星探査機のあかつきだったり
ハッブル宇宙望遠鏡の妹分になるジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の話しだったりと盛りだくさんだったのですが
この日記で書くにはちょっと限界あるよね。
ってことで、この辺で小休止に入って、後半分を明日にでも上げたいと思いますw
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