あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

絵に救われている

2019-06-05 | from:sachiaki
ちょっと真面目な話。
専門学校に入った時に
「上には上がいる。それもはるか天と地の開きがあるくらいに』
ということに気づいて絵を描くことが怖くなってしまったsachiakiです。

まぁ、
”専門学校入る時は漫画家はコマ割り大変だし、
あんなネタいっぱい作れないから無理。
イラストレータならなんとかなりそうな気がする”
という舐めた姿勢でいたのもあるけれど、
キャラクターグッズに魅せられて
キャラクターを描けるようになりたいって思って
単純な線にするためにどこまでデフォルメできるか
みたいな方向を目指して入学したんだけど
化け物級の級友たちの絵を見て
デフォルメ云々じゃなくて基礎力がまるで違うんだなって
サーっと血の気が引いたのを今でも思い出します。

基礎力っていわゆるデッサンとかそういうものだと思うし
色の知識も増えればそれだけ豊かな構成も練ることができるので
努力の結果次第だってことは今なら分かるんだけど、
それでも同じ題材一つとっても
まったく想像もしないものを描いてくるクラスメートを見て
「才能ヤベェ……」って暗黒面によく落ちたものです。

一応自分の強みとなるデフォルメ部分に相当するものを題材にした時は
それなりに高評価をもらえたりもしたけれど
それでも自分の中でコンプレックスはくすぶり続けました。

不思議なことに「絵が嫌い」ということにはならなかったし
むしろ仕事としてついてしまったグラフィックデザインについては
憎しみを抱くほどにシンドイ時もあって
今も苦しくなることはあるんだけど
それでもそういう時に絵を描くとちょっとだけ落ち着くというかね。

下手であることには変わりないんだけど、
最近はやりのイタコイラストを描ける人とは違って
どこまで頑張って寄せようとしても
自分の線が出てしまう私の絵は
フッと肩の力を抜いて時にちょうどよく、
時折Facebookに投稿しては喜んでもらったりして

そうだ、私は人が喜んでくれることが好きだったな

なんてことを思い出したりしてました。

喜んでくれるなら絵じゃなくても良いし、
実際話を聞くとか、そういうものも多かったけれど
やっぱ絵を描くのはなんだかんだで気持ちがリセットされるから
自分の中で救いになっているんだなぁ
なんてことを思った次第。

マウスを動かしている時も
それなりに手を動かしてはいるんだけど、
純粋に紙にペンを走らせ
コマンドZ(UNDO)ができない状況が心地よいのだなと思います。

一発書きになるように下書きもしなかったり。
一応アイデアスケッチはするけれど
それでもそれは構図とかイメージを固める程度にして
あとはその時の線に任せてエイヤッと。

昔から「あんたは考えちゃダメ」って言われ続けたのもあるかもねw
もちろんお仕事の時は説明できないものはNGだから
なにがしか理論武装して作るけどね。

そんなこんな。

とにもかくにも絵を描くのを本業にはしたくないけれど
絵には救われているので、これからもちょいちょい描いていこうと思います。

そういうわけで、お願いされているものが残っているのでこの辺にて。
モイモイ
コメント
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