20代の頃から「ライ麦畑で捕まえて」は
ずっと読みたかった本だったのですが
なぜかずっと読もうと思うと別の本に興味をそそられ
ちっとも手に取ることがなかったのですけれど、
いよいよ読まないわけにはいかない!って感じたので
本屋を巡って手に入れたばかりのsachiakiです。
「ライ麦畑で捕まえて」で広く名の知れた名著ですが
2006年に新装版になり
タイトルも「キャッチャーインザライ」と原題に沿った形で
村上春樹氏が翻訳がされたようです。
海外の本は翻訳をする人によって
読み口がだいぶ変わるので、
野崎孝氏の翻訳した「ライ麦畑〜」と
村上春樹氏の翻訳した「キャッチャー〜」と
冒頭を読み比べて、うん、やっぱり春樹氏かなぁと
感じたので「キャッチャー〜」の方を購入してみました。
誓ってハルキニストだから村上版を購入したわけではありませんけどね。
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を
40ページまで読んだところで鼻白んで読むのをやめてから
一度も彼の小説を読んでこなかったので
どうも相性が悪くて避けてきたんです。
あの鼻につく文章どうにかならんか?
ってずっと思っていまして……。
(私は同じ村上なら龍が好きです)
あ、でも飛行機とか乗る時に置いてある
航空会社の雑誌とかに載っている
エッセイは面白いなって思っていたので、
単純に彼の書きたい話が好きじゃないだけかもしれません。
「本当の戦争の話をしよう」もいい翻訳だなと思って
買っているぐらいだから。
で、「キャッチャー〜」を読み始めているんだけど、
主人公くっそ性格悪くていいですねw
色々と思うところもあるけれど、
17歳の時の自分を思い出して
もっと自分は要領良く学校とやってこれたけれど、
でも世界中がバカなんんじゃないか?って
なぞの憂いを持っていたなぁとか
なぞに自分のひとりぼっち感にブルッと震える日があったなぁとか
そんなことが脳内に浮かび上がってきました。
自分も性格がひん曲がっているので
この主人公の感じていることって
ちょっと共感しちゃうなぁってなってました。
まぁたぶんロクでもない共感な気がします。
と、まだまだ読み始めたばかりなのでこの辺にて。
どんなふうに感想が変わっていくのか
やっぱり感化されるというか、
ヒッピー文化に強く惹かれるところのある自分にとって
もっと早く読みたかったと思うのか
クソだなって吐き捨てるのか楽しみです。
それではまた。モイモイ