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イナモリソウ・2~開花

 高尾山“3号路”で咲き始めた「イナモリソウ(稲森草)」。 アカネ科イナモリソウ属の多年草で、江戸時代に鈴鹿山脈(三重県四日市市・三重郡菰野町)の雲母峰(きららみね)北山腹の三滝川支流“稲森谷”で発見されたことに由来する。草丈は5~10センチで花径は3~4センチ。花被片の縁はフリルのように波打っている。
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イワガラミ・1~葉

 アジサイ科(←ユキノシタ科)イワガラミ属の「イワガラミ(岩絡み)」。北海道~九州の山地に生育するつる性落葉木本で、幹や枝から気根を出して周囲の高木などに絡みつく。周りに登るものが無いと林床を低く這って拡がる。花期は5~7月で枝先に直径10~15センチの散房花序を出し周りに白い萼片が1枚の装飾花を付ける。高尾山系では3号路や4号路などで地を這ったり岩に絡んでいる葉を良く見るがまだ花を見たことがない。写真は堀之内地区の雑木林で常緑樹に絡みついているものだが、残念ながらまだ若いのか陽当たりが悪いのかこれも花序や蕾が確認できない。葉は広卵形で幅は8~10センチ。葉先は尖り縁には粗い鋸歯がある。
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アメリカハナズオウ・3~葉

 別所地区の集合住宅前に植栽されている「アメリカハナズオウ(亜米利加花蘇芳)」。マメ科ハナズオウ属の落葉高木でアメリカ原産。3~4月に葉が展開する前にピンク色の花を咲かせるが中国原産のハナズオウよりも花が小さくまばらに付く。花後に展開する葉は赤紫色で次第に緑色掛かってくる。
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クサスギカズラ

 キジカクシ科(←ユリ科)クサスギカズラ属の「クサスギカズラ(草杉蔓)」。本州~九州の海岸地域に生育する半つる性多年草で下部の茎は木質化し上部の茎はつる性となって周囲のものに絡みつく。その名前は杉の葉のような姿の草という意味で決して“臭過ぎ蔓”ではない。葉は退化し鱗片状になり葉のように見えるものは長さ1~2センチの葉状枝になる。雌雄異株で5~6月に葉腋に淡黄色の小さな花を付ける。この根が生薬の“天門冬(てんもんとう)”で鎮咳、去痰、滋養強壮などの薬効がある。これは東京薬科大学薬用植物園のもの。
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