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ナナミノキ・1~開花

 モチノキ科モチノキ属の「ナナミノキ(七実の木)」。中部地方以西に分布する常緑高木で雌雄異株。関東地方では自生は無く庭木や公園樹で見られる。6月頃に散形花序に直径8~9ミリの薄紫色の花を咲かせる。樹皮からはモチノキと同じように“鳥もち”が採取され、また樹皮や葉を火傷や止血に利用される。その名は美しい実がたくさん付くという意味だが果実の形からか“斜めの木”や“長実の木”の字も当てられている。
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チダケサシ・3~下柚木

 野猿峠から中山に抜ける道の石垣上に咲いている「チダケサシ(乳茸刺)」。ユキノシタ科チダケサシ属の多年草で山野のやや湿った場所に生育する。この茎にキノコのチチタケ(乳茸)を刺して持ち帰ったことから名付けられているが、私はまだチチタケを食べたことが無い。栃木県では“ちたけそば”などの郷土料理があり美味しいようだ。機会があれば是非食べてみたい。
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コケオトギリ・1~長沼公園

 長沼公園北側の野道に生えている「コケオトギリ(苔弟切)」。オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草で草丈は7~8センチ。茎頂にわずか5~6ミリの小さな花を咲かせる。果実は秋に赤く熟しその小さな葉も綺麗に色付く。コケオトギリは果実とは別に茎の先端に肉芽を作る。この肉芽が地面に落ちてそれからも芽が出て繁殖する。
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