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サイカチ・2~雄花序

 マメ科サイカチ属の「サイカチ(皂莢)」。山地の沢沿いなどに生育する落葉高木で樹高は20メートルにもなる。幹には鋭いトゲがあるが老木になると無くなるようだ。雌雄同株で雄花、雌花、両性花を付けるが年によっては雌雄のどちらかに偏る性質がある。この株では雄花序しか見当たらなかった。
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イワガラミ・2~花

 アジサイ科(←ユキノシタ科)イワガラミ属の「イワガラミ(岩絡み)」。先日ブログ読者の方から我が家から片道約14キロの相模原麻溝公園に大株があり毎年花が咲いているとの情報を頂いた。
 地図で調べてみると私は9年前の2013年にその公園の横(道からイワガラミまでわずか90メートルだった)を走っていた。当時はテレビ番組『24時間TVマラソン』でチャリティランナーが走った道を実際に自分の足で確かめるというチャレンジをしており、もちろん100キロを続けて走ることはできないため1回当たり15~20キロに分けて走っていた。その年は森三中の大島美幸さんが藤沢市桐原をスタートし大和市、海老名市、厚木市、相模原市、座間市、町田市、横浜市、川崎市を経由して東京九段の日本武道館までの88キロというコースだったので、私はそこを5回に分けて走ってみた。翌2014年はTOKIOの城島茂さんが神奈川県開成町から走ったコース、2015年はDAIGOさんが熊谷市千代から走ったコース、2016年は林家たい平さんが奥多摩から走ったコースを実際に走ってみた。この個人的ランニングプロジェクトは2010年には箱根駅伝10区間218キロ、2011年には鶴見川下り43キロ、境川下り52キロ、多摩川下り87キロ、2012年には相模川下り60キロ、2017年には玉川上水下り47キロなどにトライした。当時は54~61歳でまだまだ若かった。
 さて閑話休題。イワガラミは北海道~九州の山地に生育するつる性落葉木本で蔓から気根を出して他の樹を這い上がり長さは10メートル以上になる。花は直径15~20センチの散房花序になり装飾花は白い萼片が1枚になる。ここではコナラの高木に絡みついているが既にコナラは枯れているようだ。イワガラミの蔓の太さは直径7~8センチはありそうで、先日の葉だけの株はせいぜい2センチほどだった。やはりかなり成長しないと花を付けないと思われる。この株のすぐ近くには同属のツルアジサイがあったと聞くが絡まれていた樹は枯れツルアジサイも今は枯れている。どうやら絡み付かれたほうの樹はダメージを受け何年か経つと枯れてしまい絡んだほうも共倒れになるようだ。写真のイワガラミもいつまで生き残れるかはわからない。
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アワゴケ

 数年前から拙庭の隅で拡がり始めた“雑草”。葉の幅はわずか1~1.5ミリで茎は立ち上がらず湿った土の表面に拡がる。定期的に芝刈りを行う際に土の表面に指先を滑らせると簡単に除去できるので全く気にしていなかった。昨年あたりから芝の中のあちこちにトキワハゼが出現し始め以前から格闘しているアカカタバミやツメクサとともに除去に苦労させられている。そんなことをしているうちにこの小さな葉の名前が気になり調べてみた。
 これはオオバコ科(←アワゴケ科)アワゴケ属の「アワゴケ(泡苔)」。東北地方~九州のやや湿気の多い地面に生える一年草で写真では葉腋に柄の無い果実が見える。同属の北アメリカ原産のアメリカアワゴケの果実には明らかな柄がある。
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