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ホシザキイナモリソウ・2~高尾山3号路2

 高尾山“3号路”で見られる「ホシザキイナモリソウ(星咲き稲森草)」。アカネ科イナモリソウ属の多年草でイナモリソウの変種。花冠裂片の縁が内側に折り畳まれ細い星形に見えるので名付けられている。ホシザキイナモリソウは昭和元年に牧野富太郎博士が高尾山で発見した。来春のNHK朝ドラ『らんまん』は牧野博士が主人公になり博士の自伝や植物誌など著書は色々あるが、朝井まかて著『ボタニカ』(祥伝社)も面白かった。
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ブナ・7~ブナハカイガラフシ

 高尾山の登山道脇に生育している「ブナ(ぶな※)」。ブナ科ブナ属の落葉高木でその葉の表面に長さ3~4ミリの小さな二枚貝のような虫こぶがたくさん付いている。これはブナカイガラタマバエによって作られるブナハカイガラフシ(ぶな葉貝殻五倍子)で6月頃から目立ち始め秋に落葉するとそこで越冬する。
 ※“ぶな”の漢字は木へんに無。
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アカガシ

 高尾山“1号路”で見られる「アカガシ(赤樫)」。ブナ科コナラ属の常緑高木で材が赤みを帯びることから名付けられている。花期は4~5月だが残念ながら見逃してしまった。葉は名が10~15センチの長楕円形で互生する。
 さて地元の南大沢八幡神社の境内に樹齢600年とされる“オオツクバネガシ(大衝羽根樫)”がある。説明板には『明治13年の神社の火災により樹幹はすっかり空洞化したが生気盛ん。オオツクバネガシはアカガシとツクバネガシの間種で高尾山中のものが標準樹として発表された。衝羽根樫は正月遊戯の“追い羽根”に使用する羽根に似て葉が小枝の先に4枚出ていることから名付けられた。』とある。そのオオツクバネガシは不死身のアカガシと呼ばれ八王子市の指定天然記念物にされている。
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