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ベニバナヤマシャクヤク・4~大垂水峠

 南高尾“大垂水峠”付近の林内に咲く「ベニバナヤマシャクヤク(紅花山芍薬)」。ボタン科ボタン属の多年草で北海道~九州の山地の明るい広葉樹林下に生育する。草丈は40~50センチで初夏に茎頂に直径4~5センチの花をひとつ付ける。個体数は少なくまた開花してから散るまでわずか3~4日なので開花に遭遇するのはなかなか難しい。環境省レッドリストの絶滅危惧種であり自生地では残念ながら盗掘も発生している。ベニバナヤマシャクヤクとヤマシャクヤクの違いは花色だけではない。ベニバナヤマシャクヤクの雌蕊の柱頭はクルリと巻き込むヤマシャクヤクはやや曲がる程度になる。
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ハゼノキ・3~雌花序

 浅川“浅川大橋”付近の河川敷に生えている「ハゼノキ(櫨の木・黄櫨の木)」。ウルシ科ツタウルシ属の落葉小高木で関東地方以西に分布している。雌雄異株で写真は雌花序。花径は4~5ミリで5枚の花弁は反り返る。雄蕊は5本見えるが退化している。当地の清水入緑地で雄花序を見ており、以前京王多摩川駅近くの“京王フローラルガーデン・アンジェ”で果実を見ていたので機会を見つけて雌花を見に行こうと思っていたら、コロナ禍で長く休園になりそのまま昨年5月末に閉園してしまった。
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ホソイ

 奈良ばい谷戸の湿地に生育する「ホソイ(細藺)」。イグサ科イグサ属の多年草で水田の畦や湿地に生育する。草丈は40~50センチでイグサよりも小型だが環境によってはイグサのように大きくなるものもあるようだ。花期は6~8月で写真は蕾と思われる。ちなみにイグサより太いフトイ(太藺)もある。
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