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タカトウダイ・1~果実

 奥高尾“一丁平”付近の登山道で多く見られる「タカトウダイ(高燈台)」。トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草で草丈はトウダイグサよりも高く60~70センチになるので名付けられている。花期は6~8月でこの仲間と同じように独特の杯状花序を付ける。果実は直径3~4ミリの蒴果で花柱がまだ残っている。
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アオギリ・2~果実

 北野公園の外周に植栽されている「アオギリ(青桐・梧桐)」。アオイ科(←アオギリ科)アオギリ属の落葉高木で中国南部や東南アジア原産。雌雄同株で初夏に枝先に円錐花序を出し果実は袋果になる。写真は袋果が裂開して舟形になったもので縁に直径8~9ミリの種子が付いている。
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シロバナヤマトラノオ

 淡青紫色のヤマトラノオに対して花色が白くなる「シロバナヤマトラノオ(白花山虎の尾)」。オオバコ科(←ゴマノハグサ科)クワガタソウ属の多年草で8~9月に茎の上部に穂状花序を出し直径5~6ミリの小さな花を密に咲かせる。
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ヤブマメ・2~地中果

 マメ科ヤブマメ属の「ヤブマメ(藪豆)」。日本全土の野山に生育するつる性一年草で花期は9~10月。長さ1.5~2センチの青紫色の花を咲かせ晩秋に豆果を稔らせる。ヤブマメはこの開放花の他に地中に閉鎖花を作りそこにも豆果が出来る。写真は地中に出来た果実で直径4~5ミリ。もしかしたらマメ科植物の根に出来る根粒菌の可能性もある。
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ヤマトラノオ・3~花

 オオバコ科(←ゴマノハグサ科)クワガタソウ属の「ヤマトラノオ(山虎の尾)」。草丈は50~80センチで関東以西の山地に生育し8~9月に淡青紫色の小さな花を穂状に咲かせる。花冠は長さ5~6ミリで上部は深く4裂し基部は筒状になる。これは小宮公園のもの。
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カノコユリ

 奥高尾“一丁平”付近の山道に咲く「カノコユリ(鹿の子百合)」。ユリ科ユリ属の多年草で九州や四国に自生している。古くから観賞用に育てられており今では各地で見られる。草丈は1~1.5メートルになり7~9月に直径10センチほどの美しい花を咲かせる。花被片に赤紫色の鹿の子模様があることで名付けられている。江戸時代にシーボルトがこの球根をヨーロッパに持ち帰ったところあまりの美しさにヨーロッパ中が大騒ぎになったと言う。
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アイナエ・2~開花

 中山地区の農道で咲き始めた「アイナエ(藍苗)」。マチン科アイナエ属の一年草で草丈は5~6センチ。陽当たりの良いやや湿った草地に生育する。花期は8~9月で花径はわずか2~3ミリ。他の草に紛れているのでこの小さな花を探すのは難しいがそれが楽しみでもある。科名のマチン(馬銭)とはインド原産の常緑高木で、その種子を漢方では馬銭子(まちんし)と呼び苦味健胃薬になる。ストリキニーネ(strychnine)も主にマチンの種子から抽出する。マチン科には有毒植物が多くアイナエにも有毒物質があるかも知れないが、これだけ小さいとほぼ無毒と言っても良いだろう。
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ヒキヨモギ・2~野津田公園1

 野津田公園“上の原ススキ草地”で見られる「ヒキヨモギ(引蓬)」。ハマウツボ科(←ゴマノハグサ科)ヒキヨモギ属の一年草でススキなどイネ科植物に寄生するが自身でも葉緑素を持つ“半寄生植物”。萼片は長さ2~3センチで先端は5裂している。花は長さ3センチほどで上唇は蕊を包み込んで内側に巻き込み下唇は3裂して左右に拡がっている。数年前はススキ草地でたくさん見られたが今年は数株しか見られない。
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ヒメマツバボタン

 大和田町の道路脇に咲いていた「ヒメマツバボタン(姫松葉牡丹)」。スベリヒユ科スベリヒユ属の一年草で熱帯アメリカ原産。1960年代に帰化が確認され今は関東地方以西の道端などで見られる。花はマツバボタンより小さく直径1センチほど。肉厚で細い葉は互生し花のすぐ下では輪生して花を引き立てている。別名は「ケツメクサ(毛爪草)」。
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ソバナ

 キキョウ科ツリガネニンジン属の「ソバナ(岨菜・蕎麦菜)」。草丈は50~100センチになり8~9月に薄紫色の円錐形の花を数個咲かせる。ツリガネニンジンの花は釣鐘状で先端は拡がらないが、本種は花冠の先端がキキョウのように外側に少し拡がっている。またツリガネニンジンは花が輪生するが本種は花茎にひとつずつ付く。その名前は葉の形がソバに似ているという説もあるが、山地に生育するため切り立った崖(=岨)に咲くことに由来するという説が納得できる。
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