1973年公開のアメリカ映画です。
監督がジョージ・ロイ・ヒル、主演がポール・ニューマンとロバート・レッドフォードと言えば、「明日に向かって撃て」(その記事を参照してください)のゴールデン・トリオですが、この映画でも再結集して、アカデミー賞では作品賞や監督賞などの7部門を受賞した傑作コメディが出来上がりました。
ギャングの大親分を相手に、詐欺師たちが胸のすくようなトリックを成功させて、観客を大満足させる腕前はさすがです。
複雑な伏線が幾重にも張られて、それが一気に解けるラストは痛快です。
1969年の「明日に向かって撃て」では、どちらかというとポール・ニューマンの方が中心だったのですが、この映画では、ロバート・レッドフォードは対等ないしはより主役を演ずる存在に成長しています。