岐阜の画廊 文錦堂

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器の見所(2)~窯変と梅華皮~

2013-07-04 09:52:39 | 工芸
皆さん、おはようございます。

今日の岐阜は、昨日から降り続いたも現在は止み、厚い雲に覆われた梅雨空の1日となっています。
九州北部の豪雨など、各地で大雨の被害も相次いでいるようです。 どうぞ、くれぐれもお気を付け下さい。

さて、昨日のブログで「器の見所」をテーマにしましたが、今日も昨日に引き続き、新たに入荷してきた作品の“見所”を探求したいと思います。

今日ご紹介するのは、有望な若手陶芸家がひしめき合う「唐津」において、次代を担う作家として注目を浴びる村山 健太郎さんの「絵唐津徳利」です。



   村山 健太郎 作 「絵唐津徳利」 H12.2×D 9.8cm・・・・・¥15,750-

先ず目にしたのが、

 自由闊達に力強く描かれた鉄絵と、首から胴にかけて彩られた黄胡麻による景色。

続けてよく探してみると、見つけました、見つけました。

 口縁の下部分に生じた梅華皮(かいらぎ)。

これらの見所と共に、口が細く締まり腰の張ったおおらかな造形が、いっそう味わい深い風情を醸し出しています。
これまた、育ててみたいと思わせる徳利でした・・・。

村山 健太郎(むらやま けんたろう)

1978年 佐賀県唐津市に生まれる 2003年 有田窯業大学校卒業後、川上 清美に師事 2008年 唐津市に築窯、独立。

個展、グループ展を中心に活動する。
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