岐阜の画廊 文錦堂

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私の一押し作品!!≪古谷 宣幸編/NEW Generation展 2016より≫

2016-06-25 21:16:50 | 工芸
皆様、こんばんは。

今日の岐阜はどんよりとした厚い雲に覆われ、時折もパラつく梅雨空の1日となりました。

昨日は、美術商の総本山である東京美術倶楽部において、年に一度の同業者による大会が開催された為、早朝から東京へと出張してきました。
今回は絵画が主の交換会でしたが、日本画では横山大観、上村松園、杉山 寧、平山郁夫、洋画では梅原龍三郎、佐伯佑三、小磯良平など、高額な価格で次々に落札されていきました。
普段はなかなかお目にかかれない名画の数々を間近で見ることが出来て、眼福の一日となりました。

さて、大盛況のうちに無事最終日を迎えることが出来た先の「NEW Generation展 2016」
今年も4名の新顔が新たに加わったことにより、昨年にも増して6者6様の個性がぶつかり合った見応えのある展覧会となりました。
来年はどんな熱き “競演” が見られるのか今から楽しみでなりません。

それでは、「私の一押し作品」と題して、 「NEW Generation展 2016」から会期中ご紹介出来なかった逸品をご紹介致します。

今日ご紹介する方は、今年からの初参加組の一人 古谷 宣幸さんです。
亡父 古谷 道生 先生や兄である和也さんが手掛ける信楽焼とは一線を画し、学生時代から難易度の高い「天目」に取り組む宣幸さん。
漆黒の器肌にくっきりと浮かび上がる銀の斑紋が美しい「天目」作品は、品格溢れる造形と共に、他を寄せ付けないほどの高貴な雰囲気を醸し出し、多くの来場者を魅了しました。

今展では「花入」「徳利」など意欲作も出展され、「天目」にかける宣幸さんの並々ならぬ気迫が伝わってくる会場となりました・・・。



   古谷 宣幸 作 「油滴天目茶碗」 H 6.2×D12.0cm・・・・・(売約済



   古谷 宣幸 作 「天目茶碗」 H 6.5×D12.2cm・・・・・(売約済



    古谷 宣幸 作 「天目花入」 H18.6×D 7.8cm・・・・・(売約済



   古谷 宣幸 作 「天目徳利」 H15.2×D 8.0cm・・・・・(売約済

   古谷 宣幸 作 「天目盃」 H 3.5×D 8.0cm・・・・・(売約済



(写真左より)

   古谷 宣幸 作 「油滴天目盃」 H 4.0×D 6.8cm・・・・・(売約済

   古谷 宣幸 作 「油滴天目盃」 H 4.0×D 7.0cm・・・・・(売約済

古谷 宣幸 (ふるたに のりゆき)

1984年 滋賀県甲賀市信楽町に生まれる 2003年 信楽高校 デザイン科卒業 2005年 京都嵯峨芸術短期大学部陶芸コース卒業 
2007年 アメリカコロラド州 アンダーソンランチアートセンターにて作陶 / 滋賀県立陶芸の森レジデンスアーティスト
2008年 デンマークスケルツコーにて作陶 2009年 岐阜県花ノ木窯にて作陶 
現在、信楽の地にて作陶

ラストとなる明日も、初出展組の一人で九谷に新風を吹き込む「吉村 茉莉編」です。 乞うご期待!!
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