岐阜の画廊 文錦堂

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~際立つ描写力~「池田 省吾 小品展」DM作品紹介(3)

2013-08-01 08:58:57 | 工芸
暑中お見舞い申し上げます。

皆さん、おはようございます。 早いもので今日からもう8月なんですね・・・。
今朝の岐阜は、先ほどまでバケツをひっくり返したかのような大雨が降っていましたが、今はそのも止み、空が明るくなってきました。 日中は晴れるそうです。

さて、今週末は夏休み特別企画と題して、 「種子島無比 池田 省吾 小品展」 【 8月 3日(土)~11日()】を開催致します。
初日の3日(土)には、長良川にて第68回全国花火大会も岐阜新聞主催で行われる予定ですので、是非この機会に岐阜まで足をお運び下さい!!

 長良川と金華山を背景に3万発の花火が上がり、とても幽玄な風景を演出してくれますよ。

「池田 省吾小品展」開催に先立ち、一昨日からDMに掲載された作品をご紹介致しておりますが、今日ご紹介する作品も粉引作品による「ぐい呑」です。

地元・種子島の荒々しい赤土を素材にして、化粧土を掛けた上に呉須を用い、にわか雨のなか傘を片手に佇む童子を巧みに描いた風情ある絵付が施されています。



   池田 省吾 作 「種子島粉引にわか雨ぐい呑」 H 5.4×D 6.0cm・・・・・(売約済

 鉄分の多い素地を巧みに活かし、呉須による風情溢れる絵付をさらに引き立たせています。

 ×に彫られた彫文様。 作品によっては、彫や掻き落としの技法も用いられます。

池田 省吾さんといえば、先の「陶人形展」でも芸大生や日本画家の先生までもが目を見張られたように、その圧倒的な描写力に誰もが驚かされます。
独創性溢れる作風で人気の織部作品とは異なり、藍色の呉須のみによって絵付される粉引作品は、省吾さんの描写力がさらに際立ちます・・・。
コメント
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