社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

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織田信長を考えてみて・・

2010年11月12日 15時10分43秒 | 歴史へのつぶやき&興味

歴史模擬授業の安土・桃山時代の第一弾をアップすることができました。

第二弾は原稿が完成しているので、あとは画像入れ&文字色付けをするだけですので明日あたりに

更新できるとは思います。

 

織田信長さんは大変人気のある戦国武将です。私も嫌いではありません。

ただ、なんとなく私には心の闇が感じられるときがあります。

おそらく、彼は小さいころに、自分では普通だと思うことをしていたと思うんです。

でも、まわりは自分を「うつけ(アホ)」と言うし、将来を心配されたりする。

今こそ、彼は最先端をいっていたんだ!だから「うつけ」と呼ぶ方が遅れてるんだ!と

思えるけど、子どもの頃の信長からすれば、将来自分がどのようになるかは不透明で

不安になったことがあるのかもしれない、と私は思うんです。

 

私は信長ほどすごい人ではありませんが、小さいころは「うつけ(たわけ)」呼ばわりをされ、

先生にも将来ろくなものにならない、と言われ続けていました。

(最初から私の存在を認めてくれたのは母だけでした。)

私にとってはあたりまえだと思うことをしたりしてただけなのに、どうしてまわりはそれをわからないんだろう、

と不思議で、何度も長期間馬鹿にされ続けて自分は「馬鹿」「人間のクズ」だと思うようになりました。

何もかもに自信をなくし、その自信のなさが外にまで出て、

それがいじめを誘発し、それでさらに自信をなくし・・。

 

中学に入ったあとで、「勉強」というもの真剣にするようになり、

物事の真理を追究してもおかしくないということがわかり、

今までの自分の行動が「うつけ(たわけ)」ではなく、

ただただ探究心があったということがわかりました。

そこからは、多くの人にわかりやすいよう、

探究心は探究心で、点数をとるのは点数をとる、という形で

定期テストでは高い点数を、進学校に行くなど・・・

自分の領域に他の人が入ってこないようにして、

自分なりの楽しい勉強をすることができるようになり、自信がつきました。

そうすると、自分を慕ってくれる後輩や仲間も増えて、

大学時代には、

リーダーシップを発揮して楽しむことができました。

 

でも、引き際はさっぱりしていて、もう自分はこの世界に必要ないや!と思うと

「すぱっ」と手を離すのもはやかったりするんですよね。

「また、自分をわかってくれない人がでたんだ。しかも後輩(部下)がそう思うなら

もうしょうがないや~。」と。

信長のように後輩に裏切られたことはないけど、なんとなく違和感を感じた時はすぐに身をひきます。

だって、自分をわかってくれる相手なんて少ないんだから、わかってくれないなら、自分から手をひいて

新しい世界に行った方が良いもんと。(もちろん、何年かはがんばるけどね。)

 

だから信長が本能寺の変で「是非もなし」とあっさり自分の幕をおろしたのもわかる気がします。

だって、小さいころはわかってもらえなかった、大人になって自分を慕う人が多くなったけど、

それがどんどん巨大化して、だんだんと統一できなくなってしまったので、

また昔のころに戻った感じがした。

その中で、たぶん自分の意志をついでくれる部下がいることもわかっていて、

もう自分じゃなくても・・と思ったのでは?と。

 

あくまで、私の思い出と信長の生き方をスライドさせてみましたが、

小さい頃に能力を認めてもらえない人って、

どんなに努力してもわかってもらえない人にはわかってもらえないことを知っていて、

権力を握ってから慕ってくる相手も嘘か本当かを見分けられるようになっているんだと

思います。(全員じゃないけど)

 

私個人の勝手な見解なので、もし不快に感じた方には大変失礼ですみません。

 


歴史模擬授業(第17回 安土・桃山時代)②-1

2010年11月12日 14時47分07秒 | 歴史☆模擬授業
今回は歴史模擬授業17回目、安土・桃山時代です。(詳細は、前の記事をご覧ください)

戦国~安土・桃山時代は好きな方が多いので

「実際はちがう!」とか「この人はもっと素晴らしい人で・・・」などと

思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、これは数多くある1つの話なんだ、

と思って頂けると幸いです。

ではでは、安土・桃山時代の授業を行います。

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「さーて、今日は安土・桃山時代を行いましょう!」

「わーい!ここらへんの時代って、ぼくたちの住んでいる愛知県にゆかりのある歴史が多いので楽しみ。」

「よく知っているね!」

「うん、だって、ぼくの実家は古戦場跡の近くにあるから、よく知っているんだ。」

「小さいころから身近に感じている歴史があるってのはより授業を楽しめるよね。」

「うん!あそこで昔、こんな事件(戦い)があったんだ~と想像できてたのしいの!」

「よかったね~。ではでは始めまーす。まずは、安土・桃山時代に深く結び付く、戦国時代からみていこう!」

「戦国時代って、室町時代後期のころの時代だよね。」

「民衆が土一揆・国一揆はおこすわ、

 大名たちも戦国大名になっ独自のやり方でそれぞれ領地を治めていたんだよね。」

「下剋上の風潮が高まって、争いがたえなかったんだよね!」

 

「そうそう!みんなよく覚えてくれているね!

みんなが言うように、とにかく戦争・戦争・戦争!っていう状態が100年ほど続いたのよ。」

「長いよね・・100年。生まれたときからずっと戦乱の世という人たちがほとんどだよね。」

「そうよね。だれだって戦争は嫌でしょ。」

「うん、死にたくない!」

「当時の人だって同じ気持ち。戦争はなくしたい!と思った人が多かった。」

「じゃあ、みんなで戦争やめよ!と決めちゃえないいのに・・。」

「でもね、戦争が終わった時に自分が不利な状態になりたくないでしょ。

 戦争は終わったはいいものの領土は他の人に取られた、とか。」

「た・・・たしかに・・。」

「もちろん、損得勘定抜きで戦争を終わらせることが一番なんだとは思うんだけど、

 かなしいかな、欲深い人間は、そうはいかない。」

「うーん。」

「そこで、戦争を終わらせるにはどうすればいいか・・・。」

「うーん。難しいなー。」

「たとえばね・・圧倒的な強さの前には誰も戦いを挑もうとはしないよね。」

「た・・・たしかに。」

「すぐいじめをする奴が、怖い人にはいじめをしずにいるもんね。

 いじめをする奴って相手が弱い!と思うから、間違った正義の名のもとに、いじめをするんだもんね。」

「そうなの、だからいじめをなくすには、いじめられる本人が、

 いじめる相手より強くなること(弱さをみせない)ことも1つの手なんだよね。

先生もいじめにあったことがあるんだけど、

その子たちがいじめたときに悲しい顔したり怒ったりして

いちいち反応するので、いじめがおこったんだよね。

それで「友達いなくても1人で生きよう!」と決心して、

いちいちいじめっ子のいやがらせに反応しなくなったら、いじめがなくなり、

そのあと、その子たちよりもうんと勉強できるようになって、堂々とした態度で行動するようになったら、

もう相手は何もいってこないようになったんだ。」

「せ・・先生にそんな過去が・・・。」

「うん。もしいじめなどで辛い思いをしたら、先生のところに来てみてごらん!一緒に解決していこう!」

「はい!!」

「さて、では歴史の話に戻すね。

 戦争ってのは、相手が弱いから・もしくは同等だと思っているからおこる。

 そこで、圧倒的な強さのものが1人現れて、みんながその人の言うこときくようにすればよい。

 

 その圧倒的な強さをもった人物と言うのが・・・織田信長なんだ!」

「あの有名な信長公!」

「織田信長尾張(愛知)の武将の1人に過ぎなかった。

 でも、次々と強かった戦国大名たちを倒し、

 自分に逆らわなくさせていったんだ。」

「つまり、戦国時代を終わらせたのは、織田信長だったんだね。」

「そういうこと。

 

   しかも、ちょうど、今まで交流をもっていなかった外国も日本に訪問するようになり、

   日本にはない新しいものも日本に入ってきたのが信長の戦いを後押ししてくれるようになったの。」

「?」

「実はこのころ、ヨーロッパとりわけスペインポルトガル

  海外進出に乗り出していって

  次々と色々な地に行くようになったの。

  そこで、「東方見聞録」にも「黄金の国じぱんぐ」と

  賞されている日本にも当然来るわけで・・。」

 

「あ、鎌倉時代に習った、マルコ=ポーロの「東方見聞録」がここにつながってくるんだね。」

「そうなの!そして、ヨーロッパには日本に色々なものを伝えたの。

     その中で最も大切なものが2つ。

   1つはキリスト教、もう1つは鉄砲(火縄銃)。」

「ヨーロッパ人はキリスト教を信じているもんね。」

「スペイン人たちの主な目的なキリスト教(のうちのカトリック)を伝えることにあったみたいよ。

    

    まず、1543年ポルトガル人によって、種子島という島で鉄砲(火縄銃)が伝わったの。

    この鉄砲が伝わったことで、戦国時代の戦い方に鉄砲による戦いも加わり、

     一説には鉄砲伝来のおかげで勝負がはやくつくようになり、

     戦争がおわり全国統一が早まったといわれているわ。」

「弥生時代の鉄の伝来でもそうだったけど、

    1つの武器が導入されることで、歴史が大きく転換することって

     あるんだね・・・。」

「そうなんだよね、だから新しい物を作ることは良いことかもしれないけど、

     それが世の中にどう影響をあたえるかまで考えて開発することは大切なんだろうね~。

    

     では、話を元に戻すね。鉄砲伝来後の1549年に次は、

   イエズス会(というキリスト教のローマ教皇の公認を得た修道会)の宣教師(宗教を伝える人)の

    スペイン人フランシスコ=ザビエル鹿児島キリスト教を伝えたの。

    それ以後、日本各地に布教(宗教を伝えること)して、

    日本人でもキリスト教徒になる人も現われてね。

    キリスト教は、人類は神の下に平等、という精神があるので、

    身分制社会で苦しんでいる人たちに新しい道を示したりしたの。」

「へー。」

「鉄砲とキリスト教が伝わったあとで、ポルトガル人・スペイン人と貿易をするようになってね

    当時の日本人は、ポルトガル人とスペイン人のことを、南蛮人と言ったので、

    彼らとの貿易を

    南蛮貿易と言います。

    南蛮貿易ではさっき言った鉄砲や、それに必要な火薬などが日本に輸入されたそうよ。」

 

 

「では、次は、鉄砲・キリスト教の伝来によって日本にもたらされた影響について。

 

    まずキリスト教に目を付けたのが織田信長。」

「なんで?」

「キリスト教というまだ日本に染まりきっていない宗教を保護することで、

     長い間日本に浸透し、権力と結びついた宗教団体を弾圧しようと考えた、という説があるわ。」

「?権力と結びついた宗教?」

「あ!仏教!」

「そう、仏教。すべての仏教が権力と結びついたわけではないし、仏教の教え方そのものは美しいものよ。

      でも、約1000年日本に浸透していると、どうしてもね。」

「そういえば、加賀の一向一揆の「一向」って仏教の一派「一向宗(浄土真宗)」のことだったよね。」

「そう!よく気がついたね!信長は一向一揆を押さえるのも必死でね。

       少しでも自分の戦況がよくなるように、彼らの信じている宗教を取り払えたら・・・と。」

「ふえー、信長さんは色々考えていたんだね。」

「ではでは、次は信長さんがどのように戦国時代を終わらせたのかをみていきましょう!」

「はーい。」

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つづく。

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わかりやすく解説していので、「こういう説もある!」という専門的なことを
引き合いに出されてもお答えできないことがあるかもしれません。申し訳ありません。
不快な気持ちになった方には申し訳ありません。


歴史模擬授業(第17回 安土・桃山時代)①

2010年11月12日 14時46分25秒 | 歴史☆模擬授業

今回は歴史模擬授業の安土・桃山時代です。

安土・桃山時代は内容的には1つでまとめたいのですが、

文字数の関係で(10000字以上を超えるとPC動作が鈍くなる)

全体の説明・安土時代・桃山時代に分けたいと思います。


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「歴史模擬授業」という記事を数か月に数回更新していきたいと思います。

これは実際の授業形式を文字であらわしていこうというものです。

劇の台本みたいな感じになると思います。 定期的に内要がまとまったら、
HP「しゃかしゃか★ぶりっじ」にて改定してアップする予定です。

読むときに、 →先生、 →生徒その1(ひなちゃん)、 →生徒その2(はむちゃん)、→生徒その3(ねこちゃん) だとだと思って読んでください。

(みんな、びっくりするぐらいいい子ですが、そこはご勘弁を・・)

また、設定は、私立中学入試をひかえた小5の授業(塾)だと思ってください。


今回は文字数が最大数を超えてしまいそうなので、もう一つ記事を作ってアップさせていただきます。

わかりやすく解説していので、「こういう説もある!」という専門的なことを
引き合いに出されてもお答えできないことがあるかもしれません。申し訳ありません。
不快な気持ちになった方には申し訳ありません。