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なぜ私は社会科の塾講師になったのか?第四回中学からの学力向上

2013年05月28日 08時00分25秒 | 私自身のヒストリー

エッセイ「なぜ私は社会科塾講師になったのか?」 

第4回 中学校時代①

 

今日から中学時代のお話をしていきたいと思います。

 

小5でいじめにあい,それまで築きあげた友人関係がすべて白紙になりました

一人でいることが楽しくなり,笑顔が出てきた小6の夏あたりに,友人もできました。(いじめをしていたグループじゃなかった子)

 

 

 

勉強に関してなんですが,

中学校入学を機に母が家庭教師をしてくれるようになりました

 

塾に行くのは嫌でした

なぜなら,塾でも「いじめ」に合ったら怖い,というのが先立ちました。

 

小学校のいじめ以来,「先生」という人間そのものに不信感を抱いていたので,家庭教師を雇うことも嫌でした。

「どうせ,私を馬鹿にして,困った奴ってレッテルつける。私の質問に対し,蔑んだ目をするんだろうな。」と。

 

 

それで,いじめの苦しみから脱却し,どんな私でも愛してくれる母じゃないと,勉強したくない!と思いました。

「周りから「自立できない子供」と馬鹿にされたってかまわない」

「だって,その人たちが言うような子に自分がなったって,その人たちは私を愛してくれないし,ときにはひどい事をするかもしれない」と。

 

その当時の私は,母以外の人間を信じていませんでした。

 

母の授業は,とても素晴らしい授業でした。

 

ただ目の前の点数を取るためだけの授業ではなく,物事の根本から教えてくれる授業でした。

 

 

 

たとえば,歴史でも,簡単な言葉のゴロ合わせや,教科書外のマメ知識を中心した授業ではなく,

教科書に沿いながら

なぜ国という存在が成立するのか,どうして戦争がおこるのか?ということを教えてくれました。

 

 

どの教科の授業もすばらしかったのですが,一番,すごかったのは「英語」です。

 

20年間,いろんな先生の授業を受けたり聞いたりしたけれど,母の「英語」の授業に勝る授業はいまだかつてありません。

(私にとっては,という意味)

 

 

たとえば,英文を単純暗記されたり,何度も同じような問題を解かせたりするのではなく,

「英語とは何か?文の作りは何か?」を教えてくれる。

物事の根本を教えてくれるから,どんな文になっても,英文が書ける。

 

「日本語の「が」「を」にあたる単語は英語にはない。

 文の位置(「が」は文頭の名詞,「を」は動詞の直後に置かれた名詞の位置)で決まる。」とか

「日本語の「の」だけは,英語で「of」以外ありえない」など。

 

 母の英語がわかりやすく,また母のお手製の英語の問題集はとてつもなく難しく,

それを解くことで,英語力が抜群にあがり,中2からは,英語だけは常に学年トップでした。

(ランク表がもらえるので,その中で一番上の点数がいつも私の点数だった)

 

中2のあたりから,私は英語の先生になりたいな~と思いました。

また,母の英語の教え方は,大学で教えてもらった英語の授業に基づいていたので,

私も母の通っていた大学の英文科に行こう!と。

 

また,中1のころから,母の勧めでアメリカドラマを見るようになりました。

それも,英文科へのあこがれを助長されました。

 

当時,見たのは「Xファイル「」と「ER~緊急救命室~」でした。

 

Xファイル」は,UFOなどの超常現象をFBI捜査官が捜査していく,というドラマで,

当時,携帯電話が日本でまだ流通していなかった時代に,携帯電話でやりとりしている姿にあこがれました(笑)。

また,現実離れした世界が,私の心を平穏に導いてくれました。

中学でも友人関係でトラブルがあり,「いじめ」には発展しなかったけれど,一番仲の良かった子にまた裏切られる形になったので。

 

ER」は,職業をすること自体に対するあこがれを抱かせた作品でした。

「私もあんな風に,すぱすぱ動き仕事したい!」と。白衣に憧れたりも(笑)。

この当時は,「ER」はあくまで「憧れ」な感じで見ていて,医師たちの苦悩や人間としてどう生きるか?などの

お話は,理論では分かっても心の底では分かっていませんでした。

まさか,この「ER」が,約20年後に自分の心のバイブルになり,2回目の流産のあとにもう一度妊娠するのが怖くてしょうがない自分に

もう1度妊娠する勇気を与えてくれるものになろうとは!

 

今日はここまでです。

 

次回は,なぜ小学校で勉強ができなかったのか?を振り返ってみたいと思います。

 

  

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