事前予約投稿です。
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さて,今回は8月からスタートしたシリーズ「中学の定期テストの勉強の仕方」第5弾。
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「中学の定期テストの勉強の仕方」 第5回 国語の勉強の仕方
<はじめに>
定期テストの勉強の仕方は人それぞれですし,
塾や家庭教師の方々が定期テスト対策の授業をして,
それに従って勉強される方もいらっしゃいます。(←それでOKです。)
ここで,語る勉強の仕方は,
自宅で勉強する&内申「5」を取るのを目標にしたお勉強方法,
について私なりの考え方で語りたいと思います。
<本題>
第1回は,テスト一週間前までに何の教科をどのように勉強するか,の全体像を話しました。
第2回からは,各教科の平常~テストまでの勉強の私なりの仕方をお話したいと思います。
今回は国語です。
実は国語はもっとも,点数を上げづらい教科です。
そして先生としては,一番教えずらい科目でもあります。
よく「自由な発想が大切だから」とか「人それぞれで感じ方が違うから」という理由で,
「国語には明確な1つの答えはない!」という人がいますが,
私はそれは違うと思います。
ただ,数学や社会のように,すべての内容に「答えは1つ」ではないのは確かです。
国語は
A「共通する1つの答えがある」箇所と,
B「個人の自由な答え」の箇所が
あるのです。
テストではA「共通する1つの答えがある」箇所を中心に出題されます。
たとえば,漢字・読みの書きとり,言語の意味などの単純暗記もの,
「これとはどういうことか,文章中から7字で抜き出せ」とかの指定されたもの,
また,時々「個人の自由じゃん!」と勘違いされがちな
「下線部①の主人公の気持ちはどれか,ア~エから選べ」などもそれに入ります。
これらは,文章のどこかに,その答えの根拠になる部分があります。
だから,答えは1つなのです。
学校の授業でも,その1つの答えを導くために,文章内容を説明していきます。
では,Bの「個人の自由な答え」の箇所とはどういうところか,というと,
たとえば「この後,主人公は別れた友達とどうなったと思うか。」とか
「「秋」をテーマにした排句を作れ」などの創作系です。
こちらは,授業内や宿題で出題し,プリントで提出することが多いです。
まれにテストでも出ますが,2~3問です。
しかし,この「自由」な創作も,ある程度,決まりがあります。
それは,その文章(物語)の意図をしっかりと汲み取った上での「自由」創作だということです。
奇をてらったり,物語の主題から大きく外れたものはダメです。
なぜダメかというと,それは「国語の能力」によるものじゃないからです。
私は「国語」とは「具体的な内容から相手を理解する」能力を育て,
それに基づいて自分がどう行動していくか,を育てる科目だと思います。
だから,国語を勉強するには「理解」を一番に心がけるべきです。
その際に,言葉の意味がわからなければ,文章は理解できないので「国語辞典」を引きます。
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では具体的にテスト前までにどう勉強していくべきか,お話したいと思います。
まず,国語も予習した方が良いです。
ただし数学や英語ほど時間がかかりません。
予習すべきことは「言葉の意味調べ」だけでかまいません。
その「言葉」は,教科書の下に抽出してある言葉だけでオッケーです。
「意味調べ」をしたら,ノートにきちんと意味を写し,学校の授業でそれを見ながら,内容を理解していきます。
そして,テスト一週間前。
1:まず,学校のノート(や教科書ガイド)を片手に,教科書を読み,内容理解を深めていきます。
2:そのあとで,市販の問題集を解きます。
そうすると,何がどんな形で出題されているかわかります。
3:そこで,その問題集を見ながら,教科書に描き込みをしていきます。
同内容を「=」で結んだり,「それ」「これ」の内容(ずばりそのもの,もしくはヒントとなるもの)に
矢印をつけたり,漢字や意味を聞かれるものにマーカーをつけたり,と。
これはあまりやっていない生徒さんが多いのですが,意外と効果ありますよ!
これらの作業を,テスト2日前までに終わらせます。(理想はテスト5日前まで)
4:そして,テスト前日,書きこみをした教科書をもう1度読みなおします。
書きこみをしていたら,問題のシュミレーションをしながら勉強できるので便利です。
また,余裕があれば,問題集も解きなおす方が良いでしょう。
以上が私なりの国語の勉強の仕方です。
「国語」は先述したように,なかなか点数が上げずらい科目です。
なので,すぐに効果が出ないと思いますが,「理解」することを心がけることで,
徐々に安定した成績になっていくので,あきらめずにがんばりましょう!
※こちらは私個人の意見ですので絶対のものではありません。
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