■ 昨日の焙煎講座で初心者の方も無事出来ました。操作方法が不馴れなだけです。これは全く自動車と同じ話で高級車ほど楽なのです。
残念ですがプロバットは買ったその日から誰でもフジローヤルで10年経験した人よりも豆の仕上がりは良いです。(理由はほとんど熱風式だからです。)
■ 問題があります。例えばプロバットは「暖機運転」は必要ありません。これも最近の自動車と同じです。ハード&ソフト共に諸々の点で優れています。上記に述べた初心者さんがこれを買って優れた焙煎は即時出来ます。けれど、反対に、何かの折に、フジローヤルを操作しても多分上手には出来ないでしょう。
■ 反対にフジローヤルで経験を積めばプロバットは楽に、言い換えれば「機械任せ」で焙煎が出来ることに気がつくでしょう。
この「機械任せ」である分が有るからこそ高級なのです。技術は不要です。
但しです、フジローヤルで「排気ダンパー」操作なんてやってる人は根本的に無理です。「蒸らし」「水を抜く」「ニュートラル」なんて常識で考えても無理ですからね。(一般常識を理解できない人達)
■ プロバットは「基本部分」を高性能な機械が行ってますから、残念ですが、ここから初心者が何も学ぶことが出来ません。何故そうなるのか考えない人・気がつかない人は何の違和感もありません。特に問題ではなし。
そして今年のモデルからは「より優れたソフトウェア」で自動化も出来る「予定」です。(まだ見たことがない)当然ですが、機械が焙煎しようが、人は焙煎しようが結果は同じです。ハードウェア自体がもう機械ですからね。
■ これが「フジローヤル⇒プロバット」の順番で学ぶ方法を当講座で行っている大きな理由です。そして現在、日本でただ一台のインバーター制御している「プロバット」ですから、5キロ機ですが1KGから楽々焙煎出来ます。(それに見合ったガス消費です。) 他店さんでは最低焙煎は2キロだと思いますがガスの無駄が多い。
■ コーヒー焙煎を学ぶ為には、一番難しいフジの1キロ機で学べば、全て理解出来ます。コーヒー焙煎は大型になるほど楽になります。何トンも焼けるプラントはボタン一つかもしれません。小さいマシンは余裕がないので難しいです。
■ 「昔から世界中に売られているプロバット」なら世界中の焙煎家と同じ土俵で話が出来ます。当り前の話ですが「プロファイル」を変えるという事一つでも彼等と話せます。とすれば、日本で語られていることが全部デタラメだと判ります。
日本では「ダンバー操作」を理論で説明出来る人はいません。それでも現実に「味が変わる」わけです。(そう思うわけです)
それはMrマリックのマジック見て「それでも本当に100円玉が通ったんですよ」と言うのと同じです。
さて、ここからは「知性」です。あなたは排気ダンパーを部品として外して30秒でも眺めて結論を出せばよいわけです。そして現実、自分勝手な現実でない現実、世界中にそんなオカルト言ってるのは日本の一部だけという現実に対処するだけです。(だから日本の焙煎は凄いなんて言わないでね)
■ コーヒー焙煎・コーヒー事業で先達がよく言われる言葉に
「最初の扉を間違えるともう、ダメ」があります。これに私は全く同感です。
特に生豆は深刻な問題ですね。
騙す方が悪いのか?騙される方が悪いのか?私には判りません。
気をつけて下さい。