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一寸の虫にも五分の魂

2020-11-22 | ◆日記・エッセイ・コラム
これからプロとしてコーヒー焙煎をされる方へ
        
コーヒー焙煎なんてものは、デタラメでも出来ます。
フライパンでも、「手網み」でも、煙突さえないロースターでも,
つまり加熱さえ出来れば、なんとなくコーヒー焙煎は出来るのです。
実は、そんなもんです。しかし、
そこには、一切の具体的な数値はない。(言えない)
そこで、「蒸らし」「気候によって微妙だ」「色で決める」なんてアヤフヤな逃げを沢山沢山作って、難しいそうな事を言い続ければ「先生」にもなれます。「水を抜く」なんて抜かす低脳でも先生です。

私は当初より、「手網み焙煎」は絶対にするな。と言い続けてます。
それは、「これでも出来る」とプロのレベルと同一視することを危惧するからです。

実際に「手網み焙煎」でチンプンカンプンなことを自慢してる「坊」も多い。「あの5年が今,役に立ってます」なんて・・・
普通は、3回もやれば「これは違うな」と思うはず。

一寸の虫にも五分の魂
矜持ってものがあります。

商売を初めてされる方は、騙されないようにして下さい
オープン屋なんて人々もいます。
何かと条件付けする店舗・教室は要注意であることは言うまでもありません。

それと洗脳されないことです。
半熱風と直火式で、どっちが美味しいか?なんて論議は全く無駄です。
同じ焙煎曲線で、同じ条件で焙煎すれば、味は同じです。

けれども、世間で、
半熱風と直火式の両方を持っていて
同じ焙煎曲線で、
同じ条件で焙煎出来る焙煎屋は、ほとんどいない。

無条件で焙煎すれば当然シャフが燃える分、スモーキーになる。
第一、この二つの方式は全く機械として別物です。

私は両方使っています。

何より大切なことを書きます。
自由に仕入れ
思うように焙煎し
思う価格で販売し
儲かった金で、何を買おうと
会社を大きくしようと自由です。
こんな商売に、師匠は絶対に必要ありません。

珈琲焙煎は、入門者とこの道20年の差は、たった3日で埋まります。
その為に、私は焙煎講座を開講しています。
コーヒーは生豆で決定します。
あとは日本語でいう「センス」(感覚?)です。
それは今まで、どんな生き方をしてきたか?です。

セコイ人は、セコイ商売しか出来ません。
申し訳ないが、これは多くの人を見てきて思います。
成功したためしがない。


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