◆ 風速計の使い方は重要です。 これもほとんどの方が間違った使い方をされている。一番は、なんと焙煎機のテストスプーン口に直接つけるやり方です。
これはこれで安定しているように見えますが、他の要素で全く違うデータが出る程ブレ。ブレて安定しますから始末に悪い。
◆ プロバットの排気を制御することを主旨として作業を行ってますが、
本日はプロバット焙煎機と消煙消臭機との相性を調べてます。
まあ、良い結果だと思います。
◆ さて、プロバットの排気制御です。通常の設置なら必要はありません。
イニシャルの「ダンパー」①で事足りる筈です。
しかし当店は煙突そのものがないので抵抗がなく強過ぎる抜けをイニシャルで締めて調整してますが、それでも「その刻みが荒い」のでブレる、追加のセカンドのダンパー②も付けて微調整しています。どの調整の方法は
①は固定
②で微調整しています。
これで充分です。がファンは定格で動作しているので、音がとても大きい。(店が小さいので余計に響く)
◆ そこで、イニシャル① セカンド②も外して、インバーター制御だけで、ファンそのものの回転数を変化させます。
目的は
① 投入温度まで回転を制御し、暖気を促進
② 焙煎時の回転を制御し静寂化
③ 少量焙煎への可能性を探る。
③ここでサイクロンとの相性が問題になってきます。低速で回すとサイクロン効果が出なくて、チャフがそのまま出てるでしょう。これは対処のしようがないと現時点で思ってます。
その為に各測定値がノーマル時の測定値と合うように設定すれば良いだけです。
◆ 検算として 風速(秒速)と配管径 から 時間風量m3を演算しなければなりません。
インバーター制御は簡単ですが、結局は焙煎自体は何も変えない。変えない為に他をかえる意味を知ることです。
◆ インバーター装置を買ってポン付けでは動きません。各パラメーターを設定しなければなりません。この件についてのお問い合わせはには答えません。
◆ 煙突が高い(長い)場合も、反対にファンの能力を上げることも出来ます。が安易な設置はろくなことがないです。止めたほうが良いです。
注①:こんな簡易な風速計でいいのか?と思われるでしょうが?勿論、上級も持っています。しかし、イにシャル設定そのものも実は感覚なのです。(これくらいかな?という当然の感覚)
注②:当面はこの装置を見て、その後、データを詰めて行きます。今は安定性と方法論の確立だけです。