「塗装済みバージョン」が入荷、本日発送いたしました。自由に書き込んで使って下さい。
◆本日は講習ではありませんが、お客様が焙煎機の部品(5枚)を取りに来られるタイミングが合いましたので、丁度、1kgを煎るのを2分し、500gを2回で、意識して強めの焙煎でお見せしました。3キロ機(R-103)です。
1回目の焙煎 B105 1Hz-170、2Hz-191
2回目の焙煎 B108 1Hz-175、 2Hz-195
と連続焙煎の結果です。
つまり、全く同じ生豆なのですから温度計が[ゲタを履いてる]のがわかりますね?
3回目の焙煎は(違う銘柄です)
今度は、意識して焙煎機の熱を逃がして、投入温度を10度低く投入、1ハゼ 171度に「戻りました。(戻しました。)
「焙煎中」にダンパーを気分で弄る限り、焙煎は安定しません。
また、煙突も同じです。
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ここです。
あなたはこの現象をどう考えるか?二者択一です。
① 同じ豆だけど、違う温度でハゼる。
② ハゼる温度は同じで温度計が上ずっている。
◆このR-103 焙煎機は風力が若干弱いから、どうしても熱がこもり気味になります。原因はここですが、
勿論、その対処は出来てます。今それを汎用化する作業を始めまてます。
「この場合はこうする」みたいな「逃げ」が多いのはしたくないわけです。 (そういう煎り方、教え方は本当に簡単ですね、その場その場で適当に言えば逃げれます。)
そんな「セリフ」が2回出れば、何も出来てないのと同じです。
しかし、プロは連続焙煎を同じ温度でずっと出来れば理想です、仕事が随分と楽です。
今現在、少しづつ上ずって行くのを補正したい。 「直火」だからとか言い訳すれば簡単ですが、原因追究なんてのは誰でも出来ます。
「野球中継」の解説です。結果から適当な推論を言えば、良いわけです。
ネットの情報は「ほとんど」これです。
私達は「結論」を求めているわけです。
◆風力(送風能力)をUPする方向で対処する予定です。そうすれば冷却が次の焙煎に間に合うかもしれません。
風力を増強すには、4種類の方法がありますが、今回は一番簡単な方法です。その施工時に記事をUPします。
ちょっと、横道にそれますが、チャフが残るのは、全て送風能力の不足ではありません。それは、チャフの出方を見れば(よく観察すれば)判ります。
◆皆さんは、上ずってゆく感覚を身につければ、頭の中で簡単に補正できるわけです。
◆いずれにしても、もう少し時間を下さい。