1ハゼ以後ダンパーを一段絞り~~云々 (1)
1ハゼ以後ダンパーを一段開ける~~云々 (2)
こういう記事を度々目にします。どちらも尤もらしく書かれてますが、それ以上の事は一切誰も書きません。
この相反する真逆の二つの操作でも温度上昇率は同じに簡単に出来ます
(1)ガス圧を下げる。
(2)ガス圧を上げる。
つまり、ただ1ハゼ後に云々抜かされても、トータルでカロリーがどうなのか誰も書いてません。
つまり差し引きです。
上の蛇口から水を注入し、下の排水口から出す・・・その差がカロリー量になります。
「味を閉じ込める」「逃がさない」というステーキや魚ホイル焼きよろしく、語感から来るイメージで、
(1)の方が優勢です。これが極端になると「蒸す」なんて・・
私は虎の威を借りて「プロバット」にはダンパーは無いと書きます。理由は説得に手っ取り早いから・・笑
現実問題、焙煎において私も「ダンパー」を弄りません。
反対に、火力を一定で、風力(ダンパー)を可変でも出来るかもしれませんが細かな制御には「インバーター必須」です。
眼目は、自由自在にカロリーコントロール出来ることです。
残念ながら「ダンパー」だけではそれは無理な部分もあります。
ガス圧の方がMOREコントラーブルです。
アナタはどっちを取るかという自身への問いでもあります。
その焙煎の途中で1ハゼがあります。ここで焙煎プロフィールを変化させるのが多くの焙煎です。
私もそうしてます。
必然的にそうなります。
ある一点を狙い撃ちする為でもあります。
ここを「ダンパー」操作で捉えることは絶対に出来ません。
どんな事をしてもブラジルは「ブラジルなり」しか煎ることは出来ないのです。
これが「常識」だと私は思ってます。
もし「ダンパー」で味が変わるものなら変えてみて下さい。
残念ですが私は出来ません。(する気がないかもしれません)
私は焙煎度合い(進行度)によって決めてます。
しかしコーヒーの美味しさは、生豆の質で6割~7割決まると言われてます。焙煎が2~3割、抽出1割と良く言われます。
私は賛成です。
貴方はどうでしょうか?
焙煎で6~7割決ると思いますか?それは魔法に近いでしょう。
そういうミラクル焙煎は私は出来ません。
ガテマラはガテマラなりにです。
もしブルーマウンテンの味になれば、それはもう大儲け出来ます。(笑)
だからです。
ちょっと立ち止まって、皆で日本の焙煎を冷静に考えれば良いと思います。
文頭に戻って考えて下さい。
1ハゼ以後もダンパーは弄らない~~云々 (3)
当プロ講座の方法です。
変化させるのはガス圧のみです。
(1)(2)(3)実はやってることは同じに出来ます。
コーヒー焙煎はこの程度のものに過ぎません。
たかが珈琲焙煎です。
「されど・・」なんて抜かすから、
チャンチャラ可笑しくなります。この手のアホさんは多いです。