いよいよ来週末から今年のF1が始まります。
冬の間にいろいろな動きがありましたが、結局ステファンGPもUSF1も
参加できずで、ガッカリしたファンの方も多いのではないでしょうか。
ところで40年ほど前、南半球ではシーズンオフのF1ドライバーが
こぞって参戦した人気のシリーズがありました。
古くからのレースファンにはお馴染みのタスマン・シリーズです。
このサイトがあったので、ちょっとご紹介しますね。
まだ工事中のページがいくらかありますが、各年代のそれぞれのレースについて詳しい
説明があります。
Tasman-Series.com : The 2.5L Tasman Series 1964-69
このサイトは閉鎖されたようなので代わりのサイトを張っておきます(2023)
https://www.sergent.com.au/motor/tasman.html
タスマンシリーズは1964年から69年まで、F1がシーズンオフになる
1月から3月にかけて南半球のオーストラリアとニュージーランドを舞台に
開催されていたフォーミュラカーのシリーズです。
今と違って当時はF1ドライバーが選手権以外のレースに出るのは自由だったので
毎年このシリーズにはF1のトップドライバーと地元のドライバーが参加し、大変
人気がありました。
ヨーロッパのドライバーはシーズンオフのバカンスを兼ねてこぞって出場しました。
日本のJAFグランプリなどにはレオ・ゲオゲーガン、マックス・スチュアート
ケヴィン・バートレット…といったタスマンシリーズの地元ドライバーが
よく出場していましたね。
こちらはクラークのロータス39。
50年代に中古のマシンがイギリスから南半球に流れて、そのマシンで腕をみがいて育った
多くのドライバーがヨーロッパに渡って、F1のドライバーとして活躍しました。
タスマンシリーズが2.5Lの規定で行われたのは、1.5L時代より前の2.5Lのマシン
(クライマックスなど)の中古が流れたのがきっかけといわれています。
例えばロータス49はタスマン用にボアを縮めたDFV(49Tと言われましたがTは
タスマンのTですね)を、1.5LのBRMのP261は2Lにボアアップして使われました。
何と言ってもクラーク、ヒル、J・スチュアートはじめ、地元のブラバム、フルム
マクラーレン、エイモンにロドリゲスやアトウッド、カレッジといったバリバリの
トップドライバーが大勢出場してオールスターレースといった雰囲気。
サーキットはというと広大な農場や一般市街地など、今の目でみれば安全性にとても
問題があるようなコースが多いのですが、いかにも南半球といったロケーションが
魅力的で、当時の雰囲気がよく判ります。
ロングフォードの有名な鉄道橋。コースアウトしたらヤバそうです。
サーファーズパラダイスのコース。な~~んにもありません。
インディーCARの市街地コースより内陸にありました。
あのレースゲーム、グランプリレジェンド(GPL)の画面から。
ちょっと古いけれど良くできていますね。まさにこの雰囲気。
ハンドルコントローラがどこかにあったはずだけど…。
プレイしたいけれどグラフィックを表示出来るPCを持っていません…。
もし今でもこういったシリーズがあったら、ライコネンも雪かきや6回転など
していないで、こっちにも参戦出来たのにねぇ…と思うのですが。
エイモンのファンですか!私もです!
ハンサムでフェラーリのエース、F1選手権では結局勝てなかったけれど
バンディーニと並んで大好きだったなあ。
マトラ時代の72年フランスは語り草ですね。
もう67?歳だそうです。
当時のF1やF2と近い存在が人気の一つだったんですね。
このサイトは69年までですが、これ以降はF5000とかも走ったはず。
日本のフォーミュラの発展のきっかけにもなったと思います。
たしかに何年も更新されていないようですね、もったいないサイトです。